大阪弁護士会:新会長に藪野氏 /大阪
大阪弁護士会は、新会長に藪野恒明弁護士(62)を選び、新副会長7人を選出した。正副会長の任期は4月1日から1年間。
藪野新会長は大阪府出身。75年に岡山大を卒業後、77年に大阪弁護士会に入会し、弁護士登録した。以後、大阪弁護士会副会長、日弁連常務理事などを歴任した。
新たに選任された副会長は、内藤欣也▽尾川雅清▽山西美明▽内藤秀文▽桑山斉
▽畠田健治▽小池康弘--の各氏。
この業界の会長や副会長に誰がなろうと関係ないのです が
大阪弁護士会の会長と副会長は派閥からの推薦と各派閥との話し合いで決まります
大阪弁護士会には7つの派閥があります、その派閥から推挙されて会長や副会長が決まります。
ひとつの派閥でも500人くらいいますから京都や兵庫の弁護士会クラスの弁護士の集団になります。今期の会長はどういう派閥かというと
藪野恒明 (会長) 友新会
(副会長)
内藤欣也 一水会 山西美明 大阪春秋会
尾川雅清 友新会 内藤秀文 法曹公正会
桑山斉 五月会 小池康弘 法友クラブ
畠田健治 法曹同志会
今年は会長選挙のうわさもあったようですが、派閥の都合で候補者を出せない
ところがあったようで話し合いで会長、副会長が決まったようです
他にも大きな弁護士会には派閥があります。東京弁護士会には派閥の中にまた派閥があります
東京弁護士会 法友会の中の派閥 1部(易水会) 2部(二六会)
3部(法曹縦横会) 4部(緑新会)
5部(公正会) 6部(至誠会)
7部(革新法曹会) 8部(春秋会)
10部(法曹緑会) 11部(達成会)
12部(法曹同志会) 法友全期会
法曹親和会 東京法曹会 二一会 大同会 親和全期会
期成会 水曜会
第一東京弁護士会 新緑会 青風会 第一倶楽部 全期会
第二東京弁護士会 五月会 日比谷倶楽部 日本法曹倶楽部
全友会 清友会 新風会 紫水会
向陽会
大阪弁護士会 一水会 友新会 法曹公正会 春秋会 五月会
同志会 法友倶楽部
名古屋弁護士会 清流会 鳥合会 法曹維新会 公正倶楽部
無名会
弁護士に依頼する時に相手弁護士と同じ弁護士会の同じ派閥ではあうんの呼吸で弁護士同士で
談合は?ないでしょうか。また、綱紀委員の中に同じ派閥がいればこれもまた懲戒処分が取りにくいと誰でも疑いたくなります
大阪弁護士会の会長の月給は月30万円ですが、大阪弁護士会の会長は必ず日弁連副会長になりますので、その日弁連副会長月給が40万円ですから合計70万円です(ボーナス除く)
日弁連会長の月給は月100万円です。
会長の受ける賞与及び退職慰労金については、次に掲げる基準のとおりとし、具体的な額及び支給方法は、経理委員会がこれを定める。
一 賞与 月額給与の六か月分を超えない額
二 退職慰労金 月額給与の六・八か月分に八万円を加算した額を超えない額
日弁連副会長は13人います、人件費だけでもすごい数字になるのですがこれはすべて弁護士が支払う会費で賄われています。ということは私らの支払った着手金や報酬の一部です。弁護士は毎月約7万円ほどの会費を払っています。大阪のように会館や屋上のネオンやTVCMなどに、たくさんお金を使えるのも弁護士から高い会費をいただいているからです
その会費を払わない場合は退会命令という懲戒処分が待っています
少々事件を放置したり報酬が高くても戒告しか出さない弁護士会が会費未納は厳しい処分を下します。逆に言えば、高い会費を払えば弁護士会が弁護士を守って庇ってくれるのです。
6回も懲戒処分を受けても弁護士でいられるのは会費を払っているからです。
弁護士会としては会員弁護士はお客様でもあるのです。
よくある質問ですが、弁護士会は誰のためにあるか
それは高い会費を払ってくれる弁護士のために弁護士かがあるのは言うまでもありません
弁護士の利益を守るために作られたものが弁護士会であり日弁連です
私たちのためにあるのではありません