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人の気持ちが分からない京都弁護士会綱紀委員会
調査もしないで処分ナシの決定 ②
 
ある女性が京都弁護士会所属の弁護士の非行に対し今年の23日懲戒請求を出しました。懲戒請求を出すと弁護士会の綱紀委員会が対象弁護士に非行があるのかないのか調査を開始します。
綱紀委員会には約10名程度の委員がいます。(弁護士会によって違います)
その中から2名の担当が決まり『あらごなし』とよばれる調査をします。
懲戒請求書を出して約3月ほどすると綱紀委員会から呼び出し状が届きます(東京は裁判方式)綱紀調査とよばれるもので綱紀委員が懲戒請求者から事情を聞きます。必ず懲戒請求者から事情を聞かなければならないと日弁連の綱紀の実務書に書かれています。
 
京都弁護士会綱紀委員会はその綱紀調査をせず懲戒しないと議決をしました。まったく前代未聞の暴挙です。対象弁護士からの意見しか聞かず除斥【時効】だと決めつけて処分を終えてしまいました。人の気持ちが分からない弁護士会だと思います。
綱紀委員というのは懲戒処分の調査だけを任されているのではないと思います。弁護士会には多くの苦情が寄せられます。世の中の苦情を一手に引き受けているのが弁護士です。世の中の数ある苦情を裁いていくのが仕事です。人間が生きていくうえでさまざまなトラブルと遭遇します。弁護士の仕事は社会のどぶさらいと言った人もいました。

 

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             (大阪弁護士会の7階の綱紀調査の部屋にはこのように案内がでます。
              22-166 とは22年の166号という意味です。あの橋下懲戒の時です)
弁護士に対して苦情はあるのが当然です。訴訟や調停に不満のある人、相手方弁護士や自分が依頼した弁護士に納得いかなければ不満を言いたいものです。弁護士会の苦情窓口、懲戒請求もその苦情の受け口です。
どんな苦情であっても綱紀委員は苦情を出した人と会うべきです。
中には弁護士さんに話を聞いてもらえたということで気が収まる人もいます。
 
残念なことに京都弁護士会は懲戒請求者の声を聞くこともなく一方的な判断してしまいました。今回の懲戒請求者はいつ弁護士会から呼び出しがあるのだろうかと準備をしていました。もちろん弁護士に懲戒請求をすることなどたいていの人は初めての経験です呼び出されて、きちんと話ができるだろうか、質問にうまく答えられるだろうかと心配をしていました。
数か月経っても弁護士会からの呼び出しがないので自分から京都弁護士会に何回も電話を掛けました。電話の答えは今審議中としかありませんでした。
結局2月3日に懲戒を出して11月まで間、弁護士会からは何の連絡もなく突然、懲戒しないという議決書が送られてきました。
 
弁護士会はたったひとりの懲戒請求者のことだとしか思っていないのでしょう
懲戒請求者がどんな気持ちでいたかなど気にもしていないでしょう。
一度でも懲戒請求者のことを考えたことがあるでしょうか
ずっと連絡を待っていて、待ち望んだ弁護士会から来た郵便が懲戒しないという知らせだった。処分になるかならないかというよりも一切何も弁護士会は聞いてくれなかった、このことの方がショックなのではないでしょうか
クレームや苦情に対してこのような対応をする業界は他にあるでしょうか
今回の所属弁護士の言い分しか聞かずに決定を下したことが京都弁護士会にとってよい方向に向かうでしょうか。私は絶対に違うと思います。
処分はできない。あなたの訴えは無効ですよ。それは、これこれ、こういう理由からなのですとなぜ懲戒請求者に説明できないのでしょうか
それくらいの説得力も持ち合わせていないのでしょうか!
最初から何も言う気もないのでしょう。一般の会社のクレーム対応としたら最低の対応ではないでしょうか。というのもこの懲戒請求者は二度と京都弁護士会の弁護士に仕事は依頼しないでしょう。彼女はあらゆるところで言うでしょう。京都の弁護士だけはやめさない。結局、この綱紀委員によって京都弁護士会自体を貶めていることがわからないのでしょうか。一人の元弁護士会長という対象弁護士を庇ったために京都弁護士会の会員の名誉そして仕事が減っていくということに気が付かないのでしょうか、一言でもいいから話を聞くという度量がなぜないのでしょうか、ほんとうのクレーム処理ができる人なら苦情を言ってきた人と話をして理解をしてもらい次に何かあっても京都の弁護士に依頼してくださいね、となるまで話ができないのでしょうか。
結局、京都はアカン、レベル低いとしか結果が残せてないのではないでしょうか
いくら弁護士会がお題目のようにあなたの話を聞きますとか敷居が低いですと言っても自分の都合の悪いものには黙れ!という態度では仕事が減るばかりでしょう。
さて、綱紀調査もなく対象弁護士の言い分しか聞かない京都弁護士会綱紀委員会の議決を受けて、さぞ懲戒請求者は嘆いているのではないかと思い先日お会いしました。
笑ってました!!
 
以下次回 ③
ええっ京都弁護士会が処分しないのは想定内!なんでや?なるほど!
京都弁護士会。調査もせず懲戒しない決定