被成年後見人の保険金 弁護士口座で管理 家裁に未報告、解任
成年後見制度の成年後見人を務めた仙台弁護士会の男性弁護士が被後見人の保険金を自分の業務用の口座で管理し、管理状況を仙台家裁に報告しなかったことが24日、関係者への取材で分かった。後見人は通常、被後見人の財産を専用口座で管理し、家裁の監督を受ける。弁護士は財産を不適切に管理したとして後見人を解任され、事実上廃業した。
関係者によると、仙台弁護士会の綱紀委員会が事実関係を調べている。懲戒処分となる公算が大きい。
弁護士側などによると、被後見人は宮城県内の福祉関連法人の元理事長の男性。親族が2008年に成年後見開始を申し立てた。仙台家裁が09年に開始を決め、弁護士を後見人に選任した。
「高度障害保険金」として同年に約2億6000万円が弁護士の業務用口座に入金されたが、弁護士は受領の事実や管理状況を家裁に伝えなかった。
保険金のうち弁護士が支出した約4600万円については、大半が男性の療養看護費や債務弁済などに充てられており、着服や流用、実害はないという。
業務用口座で管理した理由について、弁護士側は、保険金の受領先をめぐり、男性側と法人側の主張が異なり、保険金が専用口座に入ると引き出せなくなると考えた-などと主張している。
男性の親族が昨年、弁護士の財産管理に不審な点があるという趣旨で家裁に連絡した。家裁は後見人を解任し、後任に別の弁護士を選任した。
複数の法曹関係者によると、後見人が家裁の監督の及ばない状況で被後見人の財産を管理すると、誰の財産かが分からなくなり、横領など不正の温床となる恐れがある。
弁護士側は「成年後見人の職務遂行としてはずさんだった。裁判所や社会の信用を失墜し、大変申し訳ない。仙台弁護士会の調査結果や懲戒処分に従いたい」と説明している。 後任の弁護士は「コメントする立場にない」と話している。
関係者によると、仙台弁護士会の綱紀委員会が事実関係を調べている。懲戒処分となる公算が大きい。
弁護士側などによると、被後見人は宮城県内の福祉関連法人の元理事長の男性。親族が2008年に成年後見開始を申し立てた。仙台家裁が09年に開始を決め、弁護士を後見人に選任した。
「高度障害保険金」として同年に約2億6000万円が弁護士の業務用口座に入金されたが、弁護士は受領の事実や管理状況を家裁に伝えなかった。
保険金のうち弁護士が支出した約4600万円については、大半が男性の療養看護費や債務弁済などに充てられており、着服や流用、実害はないという。
業務用口座で管理した理由について、弁護士側は、保険金の受領先をめぐり、男性側と法人側の主張が異なり、保険金が専用口座に入ると引き出せなくなると考えた-などと主張している。
男性の親族が昨年、弁護士の財産管理に不審な点があるという趣旨で家裁に連絡した。家裁は後見人を解任し、後任に別の弁護士を選任した。
複数の法曹関係者によると、後見人が家裁の監督の及ばない状況で被後見人の財産を管理すると、誰の財産かが分からなくなり、横領など不正の温床となる恐れがある。
弁護士側は「成年後見人の職務遂行としてはずさんだった。裁判所や社会の信用を失墜し、大変申し訳ない。仙台弁護士会の調査結果や懲戒処分に従いたい」と説明している。 後任の弁護士は「コメントする立場にない」と話している。
またしても成年後見人の不正行為です。
弱い者を食い物にする弁護士がいかに多いかということです。
東京弁護士会の元副会長も後見人に家裁から選任され多額の財産を横領して逮捕されただ今裁判中です。
お年寄りのことを「頭の悪いババアの面倒をみる仕事」だと裁判で検察側の調書で出されました。新聞には載りませんでした。自分の法律事務所の人間に30分ほど会いに行って来いと命令して自分は行かなかったそうです。もう成年後見人は運しかないのです。
弁護士に関わらないで一生を終えたいものです。
新聞では弁護士が廃業したと書いてありますが弁護士を廃業したら懲戒処分は難しいのですが、これは後見人を廃業という意味でしょうか?
弁護士を廃業するのであれば出された廃業届を弁護士会預かりにして事実を解明し処分をしてから廃業ではなく登録抹消にするべきだと思います。