物損事故被害で駐車場経営に支障…弁護士を提訴

 新潟県弁護士会所属の男性弁護士(71)が昨年8月に飲酒後に車を運転して駐車場の料金精算機などに衝突した物損事故で、駐車場を経営していた新潟市の会社が、事故で駐車場が営業ができなくなったとして、弁護士に約1280万円の損害賠償を求める訴えを新潟地裁に起こしたことが30日、わかった。

 訴状によると、弁護士は昨年8月下旬、酒を飲んだ後に新潟市中央区で乗用車を運転し、駐車場の料金精算機などに衝突した。同社は約半年間、駐車場の休業を余儀なくされ、その後は営業を断念したため損害を受けた、としている。
 弁護士は「円満解決を望んでいたがこのような形になり、被害者の方に申し訳ない」と話した。弁護士はこの事故で、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴となった。
(読売)
1280万円の賠償ということはけっこうな事故だったようです。
申し訳ないと言っているが損害を弁済する気があるのかどうか?
報道に弁護士のお名前が出ていませんが新潟では有名な先生です
平成10年度 新潟県弁護士会会長 
 なお、飲酒事故を起して懲戒処分が出てもよさそうですが
現在、懲戒処分は出ていません。
現在の新潟の弁護士会のモラルなら微妙でしょう
(事故当時の報道)

弁護士酒気帯び事故・新潟県警 書類送検の方針

新潟県弁護士会に所属する弁護士(70)が8月に新潟市中央区内で酒気帯び運転で物損事故を起こし県警から任意で事情を聴かれていたことが4日(10月)分った。
県警は道交法違反の疑いで近く書類送検する方針、捜査関係者らによると弁護士は8月下旬の夜、同区万代地区で駐車場に止めていて車を発進させ運転を誤って公道を走り別の駐車場の工作物に衝突。同乗者はいなかった。事故後弁護士の呼気から酒気帯び運転の基準値を超えるアルコールが検出されたという弁護士は新潟日報の取材に対し飲酒後に事故を起こした事実を認めた
ただ、当時は運転代行業者を呼び業者が来る前に駐車場内で自分の車を動かそうとした際、運転を誤って公道に出てしまい事故に至ったと説明、『故意に公道を走る意思はなかった』と強調し検察庁に経緯を説明した上で判断を求めたいと話している

 

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今井誠弁護士 弁護士法人新潟第一法律事務所

 

 
【財界にいがた】の記事
新聞記事で「酒気帯び事故」としながら、その氏名を公表しなかったのは、「やはり弁護士だから報道機関も配慮して…」などと、変な勘繰りもしてみたくなる。この記事の数日後、同じ地元紙に、「酒気帯びで物損事故を起こした小千谷市消防本部の課長が懲戒免職処分になった」とする記事が掲載された。当然、処分された職員の氏名、年齢、住所まで明記してある。
事故を起こした弁護士の名が伏せられただけではない。事故が発生したのは<8月下旬>とされているのに、記事が掲載されたのは10月4日。この間、1カ月以上のブランクがある。これもまた「当事者が弁護士だから、事故の発表が抑えられたのでは…」、などと考えたくなる
財界にいがた 10月号   「弁護士事故の一部始終」