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無資格NPOと提携し債務整理、弁護士懲戒処分

 借金返済のアドバイスを行うNPO法人から700件もの債務整理のあっせんを受けたとして、東京弁護士会は4日、同会所属の山下基之弁護士(55)を業務停止10か月の懲戒処分にした。

 発表によると、山下弁護士は2010~11年、二つのNPO法人から紹介を受けて約700件の債務整理を手がけ、報酬を得たとしている。弁護士法は、無資格者が債務整理などの法律業務を行うことを禁じ、弁護士に無資格者と提携しないよう定めている。同会は「NPO法人の実態の確認を怠り、無資格者と提携した」と判断した。
 取材に対し、山下弁護士は所属事務所を通じ、「日本弁護士連合会に異議を申し立てる」と回答した。
2013年12月4日19時32分  読売新聞)
過払いと債務整理は弁護士業界の宝の山です。しかし非弁提携となれば別の問題です。
無資格のNPO法人とはいったいどのような団体でしょうか?
日弁連も当然よく知っています。しかしあまり深く追及しません。
依頼者もどうしてこんな弁護士に依頼するのでしょうか
ひとつは債務整理の名簿が漏れているからです。金融会社の社員が辞めるときに顧客名簿をもってでるのです。その名簿がNPOに渡ります。
NPOはその名簿を基に債務整理しないかと斡旋をします。多くは依頼者が希望したことではないのです。さらに問題は債務整理や過払いで依頼者にお金が渡っているのかということです。債務整理や過払いですから降ってわいたようなものと弁護士に言われほとんどがNPOや弁護士に行ってしまうことです。ここが問題なのです。
もうひとつの問題は弁護士がなぜNPOや、ややこしい人間と付き合うのか
これも日弁連は百も承知です。バブル時期にそれこそあぶく銭を儲けた弁護士がその生活が忘れられないのです。あぐらかいて儲けた弁護士が細かい仕事などできません。弁護士は銀行から借り入れもできないのでややこしいところから借り入れして、ややこしいNPOの仕事をしていくしかないのです。これが今の弁護士業界のおかれた現状です
山下基之弁護士
マスコミも自分たちで取材をしないのでしょうか。弁護士会のいいなりの記事しか書かないのでしょうか
この山下基之弁護士の事務所にもうひとりの弁護士がいます
成年後見人でありながら横領して逮捕、起訴され有罪になった関康郎弁護士がいます。なぜ関弁護士が横領をしたのかの鍵が今回の懲戒処分ではないのでしょうか。
麹町法律会計事務所
所属弁護士数2名

成年後見人の弁護士逮捕=1200万円着服容疑-東京地検

 成年後見人として管理していた預金約1200万円を着服したとして、東京地検特捜部は24日、業務上横領容疑で、東京弁護士会所属の弁護士関康郎容疑者(52)を逮捕した。
 逮捕容疑は、2007年8月6日~09年11月30日、成年後見人として管理していた他人の銀行口座から、十数回にわたり計約1200万円を自分の口座に振り込み、着服した疑い。(2013/01/24-11:40)