依頼者の預り金を返さない比嘉弁護士（沖縄）「損害を被っているのは私だ」

弁護士の処分検討ー弁護士会、贈与税未払い問題

米軍用地売却や贈与税支払いなどを委任された比嘉正憲弁護士（84）が民事訴訟で確定した依頼人への約8500万円の返還に応じていない問題で、沖縄弁護士会（島袋秀勝会長）は19日、会見し、比嘉弁護士を懲戒手続きに付していることを公表した。
島袋会長は「依頼者にご迷惑をかけ、市民の皆さまに弁護士会への信頼を害することとなり深くおわびする」と謝罪した。懲戒手続きは「懲戒委員会で審査を継続中」と説明。処分の決定時期などは、同委員会が弁護士会執行部から独立した機関のため「言及できない」とした。
一方、取材に対し比嘉弁護士は「税理士のミスで私が贈与税支払いの委任を受けた形にされている。損害を被っているのは私のほうだ。返還を求められている金のほとんどは弁護士報酬だ」と反論。「払わないから非行だというのはお門違いだ」と訴えた。
　同会綱紀委員会は昨年12月、「返還に応じない行為は、弁護士としての品位を失うべき非行に該当する」と議決した。

2億8000万円の売買代金のうち約1億円を返還しないからと裁判を起され

弁護士に返還しなさいと判決が出ても返さない。ついに1億円の預り金は弁護士報酬と言い出した。

沖縄タイムスが比嘉先生のインタビューに成功しました。