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損賠訴訟過大見積もり 弁護士を戒告

2014年10月08日

 男性弁護士は2006年4月頃、神戸市の土地区画整理事業を巡って、損害を受けたと主張する依頼人から、同市を相手取り、損害賠償を求めた訴訟を受任。
 1億5000万~3億5000万円で和解できると判断したにもかかわらず、「損害額は7億~8億。勝訴見込みは7~8割」とする報酬見積書を作成し、依頼人に伝えたという。
 訴訟は1審、控訴審とも原告が全面敗訴。弁護士職務基本規程は、見通しや処理について依頼人に適切な説明を与えることを定めており、同弁護士会は、男性弁護士が依頼人に過大な期待を抱かせ、品位を失う非行があったと判断した。
以上読売新聞
訴額を高くして報酬も高くとる。弁護士としては当然のことですがここまで極端な場合は懲戒処分になるということです。
私のところに多く寄せられる苦情の中に似たようなものがあります。
①相続事件
 巨額の相続財産を計上しその額に応じた着手金をとる。
 しかし実際に残された相続財産はかなり少なかった。
 約30億円の相続財産があると裁判を提起された。相当の着手金を支  払った。実際に残された財産は5億円であった。依頼を受けた弁護士は
 30億円から5億円になったことで25億円得をしたとその分の成功報酬 を請求した。調べれば30億円も相続財産がないことはすぐに分かるが 相手も30億円に対する着手金を払っていた。現在弁護士会に紛議調停 中。
② 離婚事件
 妻からの慰謝料1000万円を求められた年収400万円程度のサラリーマ ン、不貞行為があったとして訴訟をされたが裁判では1円も認められな かった。しかし依頼した弁護士から成功報酬を要求された。元々請求 に無理があったと思えるが紛議調停を出して報酬を値切るしかなかっ た。離婚事件では男性側は防御ばかりで面白くない。親権や養育費は 妻側の主張に沿ったものになるので妻側からのお土産ではないかと言 われている。
③ 相続事件
 相続事件、家にあったタンス預金の5000万円を盗ったと相続人の一人 が訴えた。5000万円もの預金があるはずもなく裁判は1、2審も請求 は認められなかった。ところが依頼した弁護士から成功報酬約1000万 円を請求された。元々そんな金などあるわけもなく嫌がらせのような 裁判。しかし依頼を受けた弁護士は私がいなければあなたは5000万円 払うことになったのだから正当な報酬であると主張した。
さて戒告を受けた兵庫県弁護士会の82歳の弁護士ですが名前が出ていません。芦屋市には14人の弁護士が登録しています。
たぶんこの人しかいないと目星はついています。
10月7日付けで処分ですから10月中旬には官報に掲載されると思います。少しお待ちください
兵庫の県議が出張費をごまかして問題になりましたが弁護士も似たようなことはたくさんやってますが問題になりません。
税金で支払われる国選弁護料を過大に請求したり(接見回数を増やす)
顧問料まで法テラスに払わせた弁護士もおりました。
ほんとうにセコイですわ!