逮捕の弁護士、除名処分=広島弁護士会
時事通信 12月17日(水)
 依頼人から預かった金を着服したとして業務上横領容疑で逮捕された弁護士金尾典良容疑者(78)について、広島弁護士会は17日、弁護士資格を剥奪する除名処分にしたと発表した。
同弁護士会によると、金尾容疑者は業務停止期間中に弁護士業務を行い、複数の依頼人から預かった計約1169万円を返還せずに着服したとされる。
船木孝和広島弁護士会会長は「信頼の回復および向上に努める」とコメントした。
現在、業務停止6月中の金尾典良弁護士、その理由は会費未納という横領とは関係がありませんが弁護士会として緊急措置の内容でした。
本文中の業務停止中の懲戒処分 2011年5月発行 8月号自由と正義
多くの弁護士会では横領などで逮捕されても除名処分を出すことはありません。裁判で有罪になれば自動的に弁護士資格がなくなるので懲戒処分を出しません。広島弁護士会は過去にも横領弁護士に除名処分を出した弁護士会です。
たとえば現在、弁護士法違反で東京地検特捜部から起訴され1審で有罪判決(懲役1年執行猶予3年)を受けた宮本孝一弁護士は控訴したため、懲戒請求が出されていても懲戒処分はありません。
何もしない第一東京弁護士会とはえらい違いです。第一東京弁護士会は懲戒処分を出さず有罪判決が確定するのを待っているのです。
自分たちの対面を繕う、除名をいかに出さないかしか考えていない弁護士会が多いのです。逃げ道は推定無罪です。過去、多くの横領弁護士が懲戒処分ナシでいつの間にか消えているのです。
有罪判決が出ていない時期に除名処分を出した広島弁護士会。しかも弁護士業務をさせないよう会費未納という理由で業務停止6月を出した。広島弁護士会は立派ということでしょう。1回目でもっと厳しくしておけばという反省があってのことだと思います。
金尾典良弁護士 業務停止6月懲戒処分(26年12月自由と正義)
(1128日の時事通信)
横領容疑で弁護士ら逮捕=預かり金800万円着服
広島県警
時事通信 1128()1731分配信
 依頼人からの預かり金を着服したとして、広島県警捜査2課などは28日、業務上横領容疑で広島弁護士会所属の弁護士金尾典良(78)=同県福山市東深津町=、無職加藤一夫(70)=大阪市北区天神橋=両容疑者を逮捕した。 逮捕容疑は20111021日、北海道恵庭市の男性(71)から管理を依頼された現金800万円を受け取り、金尾容疑者の口座に振り込むなどして横領した疑い。

 

広島弁護士会の除名処分は過去2件しかありません。金尾弁護士で3件目となりました。

 

谷口玲爾弁護士・登録番号は18899番・逃亡・除名
中丸正三弁護士・登録番号は18900番・逃亡・除名
連番の同期で【35期】これはなかなかありません。
仲良く行方不明・除名です。

 

谷口玲爾弁護士