初公判、弁護士がいない…仕切り直しで即日結審

2015年04月17日 07時45分

 青森地裁で16日、午後1時半から予定されていた暴力行為等処罰法違反事件の初公判に弁護人の女性弁護士が姿を見せず、予定時間に開廷できないトラブルがあった。

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 女性弁護士は「開廷時間を勘違いした。本当に申し訳ない」としている。
 刑事訴訟法は、被告の権利の保護や公正な審理の確保のため、「死刑や無期懲役、刑期が3年以上の罪の事件は、弁護人不在では開廷できない」と規定。今回の被告の男(38)が起訴された罪もこの条文に該当していたため、弁護人の出廷が必要だった。
 しかし、午後1時半を過ぎても弁護人が法廷に来ず、書記官らが女性弁護士に連絡したところ、期日の勘違いが判明。鎌倉正和裁判官が被告に事情を説明し、別事件の取り調べを抱えていた検察官の都合も考慮した上で、同3時45分から初公判を開くこととした。
 “仕切り直し”の初公判では、「今年2月、むつ市内で顔見知りの50歳代男性にいきなり暴力をふるった」との起訴事実を被告が全面的に認め、検察側は懲役1年2月を求刑。弁護側は寛大な判決を求めて即日結審した。女性弁護士は開廷15分前に着席し、裁判所職員や検察官らに陳謝していた

刑事裁判で弁護士が遅刻、無断欠席をすることは珍しいのですが
懲戒処分までなったことはありません。
民事で特に調停や審判の場合は無断欠席、遅刻は日常茶飯事です。
相手方に謝罪もしません。無断欠席の理由は「期日を手帳に誤記した」
ほぼ同じです。これで通るということで弁護士会が注意するとかたしなめるなどということはいたしません。二弁の女性弁護士は離婚裁判で毎回遅刻する言い訳を「別の手帳に期日を誤記した」とか言い訳をしたら相手方弁護士から『先生は何冊手帳をお持ちなんですか』と言われ
裁判官から失笑をかっていました。
何も処分しないと分かってやっているから平気で無断欠席するのです。栃木県元弁護士会長の横山幸子弁護士も審判期日に無断欠席をして裁判所からの電話で「手帳に期日を誤記した」「その審判は休んでも影響がない」と回答しました。
相手方は仕事を休んで東京から弁護士を呼んで交通費、日当を払っているのに『手帳に誤記した』と『影響がないから』というのです。
ただ今、横山幸子弁護士には弁護士に払った日当、交通費を返還する裁判が進められています。休むなら約束するな!です。
刑事事件で無断欠席をしたの他に1件あります。

弁護人が無断欠席 仙台地裁で開廷できず

河北新報 12月2日(火)12時38分配信
 
 仙台市の高齢者らが被害に遭った特殊詐欺事件に絡み、仙台地裁で1日予定されていた詐欺罪などに問われた男(21)の公判が、連絡もないまま弁護人が法廷に現れなかったため、開廷できないトラブルがあった。担当裁判官は「弁護士の活動として極めて問題だ」と指摘した。
公判を無断欠席したのは男の私選弁護人で、第二東京弁護士会所属の猪野雅彦弁護士。開廷時間を過ぎても現れず、裁判官は約15分後、公判を開かないことを決めた。
この日の公判は男の追起訴された事件を審理する予定だった。地裁は追って期日を指定、あらためて公判を開く。男は法廷で「このところ連絡がつかなくなって困っていた」などと話した。
 猪野氏の弁護士事務所の担当者は「弁護士は入院している。無断欠席した詳しい事情は分からない」と釈明。第二東京弁護士会は「個別の事案にはコメントしない」としている。
猪野先生には別件で懲戒請求が出されていますが恐らく処分しないでしょう。無断欠席についても二弁が懲戒をすべきですがたぶんやらないと思います。もちろん青森の弁護士会も処分などしません。弁護士は過失とか悪意はない場合は処分しません。世間の一般常識とはちょっと違います。
【青森の女性弁護士は誰だ!12人の女性弁護士】