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          6月17日付  中国新聞

所得過少申告で2弁護士を戒告・広島弁護士会・中国新聞

 
広島弁護士会に所属する福山市の弁護士2人が所得を過少に申告するなど不適切な税務申告をしたとして同会が2人を戒告の懲戒処分をしたことが16日関係者への取材で分かった。処分は11日付
2人は法律事務所長とその事務所に所属する弁護士、関係者などによると弁護士会は2人が2007年~09年にそれぞれ計9500万円の所得を申告しなかったと認定した、広島国税局の指摘を受けいずれも修正申告したという。
弁護士会の聞き取りに対し2人は「税務調査などは(事務所の)事務局に委ねてきた。意図的な仮装、隠蔽工作はなかった」と説明しているという。同会は処分理由について「過少申告は多額で責任は軽いとはいえない」としている。
2人が国政局から申告漏れを指摘されたとの情報を基に広島県外在住の男性が懲戒請求を申立て同会が調査していた。請求者の男性は16日までに処分は軽いと日弁連に異議を申し立てた。
2人のうち法律事務所長の弁護士は中国新聞の取材に対し『会計のミスがあった処分は真摯に受け止める』と話した。
617日付 中国新聞
 

広島のみの報道になりました。ネットニュースにも流れませんでしたがようやく中国新聞のコピーが手に入りました。どこに掲載されているかは虫眼鏡で探してください。戒告処分ですので新聞には名前は出ません。


広島弁護士会 
木山潔弁護士 (広島) 弁護士法人福山法律事務所
服部融憲弁護士(広島) 弁護士法人福山法律事務所




広島県外在住の男性が懲戒請求を申立て同会が調査していた。

この懲戒請求、元々は中国新聞のスクープから始まっています。


20111124日 中国新聞記事」

2億7000万円申告漏れ 広島の2弁護士

 広島弁護士会の 服部融憲  弁護士68)ら弁護士2人が広島国税局の税務調査を受け、貸金業者への過払い金返還請求で依頼者から受け取った報酬の一部などを申告しなかったとして、2010年までの7年間で計約2億7千万円の申告漏れを指摘されていたことが24日、分かった。 一部については仮装・ 隠蔽 いんぺい行為があったとして重加算税の対象とされ、追徴税額は約1億7千万円とみられる。 他に調査を受けたのは、服部弁護士と同じ法律事務所の木山潔弁護士(60)。関係者によると、2人は7年分の収入計約13億円を約7億円と偽って申告したとされ、報酬の一部を収入に計上しなかったり、相談料の一部に領収書を発行せず収入から除外したりしていたとみられる。 国税局は収入の申告差額6億円のうち経費を差し引いた2億7千万円を申告漏れと認定したもようだ。服部弁護士は「今後の対応は関係者と相談して決めたい」と話している。