実刑判決の弁護士を除名に
毎日新聞 2016年7月8日 19時30分 (最終更新 7月8日 19時30分)
大阪弁護士会は8日、依頼人からの預かり金約5億円を着服したなどとする業務上横領罪などで実刑判決を受けた弁護士の久保田昇被告(63)について、除名の懲戒処分にしたと発表した。処分は6日付。
大阪地裁は3月、久保田被告に懲役11年(求刑・懲役13年)を言い渡した。久保田被告は控訴しているが、今回の処分で弁護士資格を失うことになる
引用
弁護士自治を考える会
当然のことだと思います。
大阪弁護士会は白井弁護士と久保田弁護士の2名を今期除名しました。
2名の大阪弁護士会の弁護士が刑務所にお入りになったということです
それでも大坂弁護士会としての責任はないと考え会長が辞任することはありません。こんな弁護士の依頼した方の運がなかったということのようです
裁判の報道
5億円着服・詐欺で弁護士に懲役11年判決 大阪地裁
引用サンケイ
顧客からの預かり金など約5億円を着服、詐取したとして、業務上横領や詐欺などの罪に問われた大阪弁護士会の弁護士久保田昇被告(63)に、大阪地裁(村越一浩裁判長)は28日、懲役11年の判決を言い渡した。検察側の求刑は懲役13年。
久保田被告は昨年8月の初公判で、起訴内容を「間違いありません」と認めていた。
起訴状によると、久保田被告は平成21年~同27年、顧問先だった大阪府内や新潟市内の建設会社からの預かり金や、依頼人の女性に渡すべき交通事故の賠償金を着服。不動産の交渉を依頼してきた幼稚園の園長から購入代金名目で金を詐取したとしている
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被害総額4・9億円に 横領と詐欺で弁護士追起訴、大阪地検特捜部
産経新聞 7月21日(火)20時17分配信
大阪弁護士会所属の弁護士による多額横領事件で、大阪地検特捜部は21日、交通事故の示談金など約2億4千万円を着服、詐取していたとして、業務上横領や詐欺などの罪で弁護士の久保田昇容疑者(62)を追起訴した。すでに約2億5千万円の業務上横領罪で起訴されており、一連の事件の被害総額は約4億9千万円となった。
特捜部によると、久保田被告は横領したり、だまし取ったりした金を、生活費や事務所の維持費などに充てていたという。 起訴状によると、久保田被告は平成21~22年、交通事故被害の示談金請求業務を受任しながら、保険会社から支払われた示談金計約5400万円を着服。 さらに21年から今年にかけて、新潟市の建設会社や大阪府岸和田市の建設会社から供託金など計約1億6500万円を着服したほか、大阪市の学校法人から土地購入費用として、約2700万円を詐取したとしている。 |