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写真は3月号 表紙は1年間同じ
日弁連広報誌「自由と正義」6月号が、3日遅れで届きました。
弁護士は会費の中に購読費が入っていますが当会は年間購読費12000円(税抜)を払っております。有料会員には遅く届けるという日弁連、そのかわりに来月更新手続きの通知はしっかり早めに来ております。
本日は一覧です。
自由と正義2017年6月号に掲載された弁護士懲戒処分の公告
  氏名 登録番号  所属 処分  処分日
①神田雅道 23415  埼玉 戒告  1月30日
事件放置
②伊藤哲郎 10033 東京  戒告  2月10日
双方代理
③野澤裕昭 20240 東京  戒告 2月10日
依頼者との協議が不足
 弁護士法人十枝内総合法律事務所 267 東京 戒告 2月10日
上告を依頼されたが手続きをしなかった。
⑤ 片山和英 10054 東京 業務停止3月 2月13日
裁判所で録音
⑥ 岸田貴志 34145 札幌 戒告 2月13日
事件放置
⑦東由明 15422  埼玉 除名 2月15日
和解金の返還をしなかった。立ち退き料を渡さなかった。他多数
⑧梅津真道 30363 栃木 業務停止6月  2月21日
女性のスカートの中を3回盗撮 
⑨ 齊藤 保 28920 東京  退会命令
会費払わず。事務所設置せず
⑩ 西山司郎 15089 香川  戒告 3月2日
法テラスの離婚事件受任、別訴で170万円の着手金が必要、解任され弁護士報酬請求の裁判を提起した。
⑪ 西垣圭二 38789 第二東京 戒告 処分日3月7日
弁護士登録の変更届をしなかった。
⑫ 長島良成 18379 東京  戒告 処分日 3月8日
自力救済
⑬ 米林 清 32965 東京  戒告 処分日 6月1日
自力救済
⑭ 梅澤健祐 24009 第一東京 業務停止1月 3月10日
清算金の支払が遅かった
⑮ 星野文武 33734 新潟  戒告 処分日3月15日
依頼者への説明不足・事務員任せ
2017年3月31日 登録者数 38980名 沖特9名 外国特別会員410
「自由と正義」には『裁決の公告(棄却)』が掲載されます。
所属弁護士会で処分され不当であると日弁連に異議を申し立てる
『審査請求』と呼ばれるものです。審査請求が認められるのは約1%程度です。懲戒請求者が処分は不当に軽いという異議申立の棄却は自由と正義に掲載されません。処分が変更になった場合は掲載されます。
裁決の公告は今月から掲載します。
6月 「裁決の公告(棄却)」
松井隆雄 15713 大阪 業務停止3月 処分日 2016年12月13日
棄却日 2017年 4月11日
5月 「裁決の公告(棄却)」
① 杉本徳生 29644 愛知 戒告 処分日 2016年3月5日
棄却 2017年3月14日
② 太田明良 36031 長野 戒告 処分日 2016年1月29日
棄却 2014年3月14日
③ 今井正 34990 青森 戒告 処分日 2015年11月13日
棄却2017年3月14日
弁護士が処分を受け日弁連に審査請求を求め棄却された場合、東京高等裁判所に裁決取消の訴訟を提起することができます。
自由と正義には裁決取消訴訟の判決の確定公告が掲載されます。
岡本久次 15195 大阪 戒告 処分日 2014年7月8日告知
審査請求棄却(2015年9月19日告知)2016年10月27日東京高等裁判所棄却、最高裁において上告審として受理しない決定(2017年3月14日)
2017年 自由と正義 弁護士懲戒処分 一覧
□ 弁護士名簿登録【氏名】 変更 2017年3月中受付分
 所属会      登録番号  氏名(旧) 氏名【新】
兵庫県弁護士会   43465   大槻幸弘  堀江幸弘

訴え起こさずうその判決文作成 弁護士を在宅起訴

土地の名義変更に関する争いを裁判で解決してほしいと依頼を受けたのに、訴えを起こさず、うその判決文を作成して依頼人に渡したとして、神戸地方検察庁は12日、兵庫県弁護士会に所属する37歳の弁護士を有印公文書偽造などの罪で在宅起訴しました。
在宅起訴されたのは、兵庫県弁護士会に所属する堀江幸弘被告(37)です。 起訴状などによりますと、堀江弁護士は平成25年、依頼人から土地の名義変更に関する争いを裁判で解決してほしいと依頼を受けたのに、訴えを起こさず、ことし3月、神戸地方裁判所社支部と大阪高等裁判所に実在する2人の裁判官の名前で、うその判決文を2通作成し依頼人に渡したとして、有印公文書偽造などの罪に問われています。

弁護士の説明を不審に思った依頼人が裁判所に確認したところ、訴えが起こされていなかったことが発覚し、指摘を受けた堀江弁護士はみずから弁護士会に不正を届け出たうえで、神戸地方検察庁にも事情を説明していました。
兵庫県弁護士会は今後、堀江弁護士の処分を検討するということです。

堀江幸弘弁護士は3月26日までは、大槻幸弘と名乗って弁護士業務をしていました。記者会見した3月28日の日弁連弁護士検索では「大槻幸弘」でしか検索できません。兵庫県弁護士会は新しい姓で公表をしました。相談の上、新しい姓で登録をして記者会見に臨んだ?兵弁の「ご忖度」ですね?こういうやり方するんだ兵庫は!