3弁護士会、合併を 二弁会長選で候補訴え
2018年2月8日
全国で唯一、一つの地裁管内に三つの弁護士会が存在する東京。その一つ、第二東京弁護士会の会長選で、「3会の合併」を公約に掲げる候補がいる。合併で3会が入るビルを有効活用し、会員の弁護士が負担する会費を減額するという。訴えは届くのか。
合併を訴えるのは道本幸伸弁護士(65)。3会は現在、東京・霞が関の弁護士会館(地上17階、地下2階)にそれぞれ役員室などを持つが、合併で空きスペースが出れば、賃貸収入が得られると主張。月に5万円ほどの会費も減額できるとしている。
そもそも東京になぜ三つの弁護士会があるのか。
3会の弁護士会史によると、1893年に東京弁護士会(東弁)が発足。大正末期に役員選挙を巡る激しい対立で、分裂した弁護士が1923年に第一東京弁護士会(一弁)をつくった。両会の対立は続き、「無益の闘争は害」として「和衷協同」を目指した弁護士が26年に立ち上げたのが、第二東京弁護士会(二弁)だった。
戦後に弁護士法が制定され、弁護士会は地裁の管内ごとに一つとされたが、東京は制定前から三つあり、例外とされた。3会で担当区域がわかれているわけではなく、新人が弁護士事務所に就職した際、先輩が所属する会に入るケースが多い。現在では気風の違いを感じる場面も少なくなっているという。
二弁の会長選は9日、投開票される。道本弁護士のほか、笠井直人弁護士(55)が立候補しており、立憲主義の堅持や弁護士の活動領域の拡大などを訴えている。3会合併の訴えに対し、笠井弁護士は「利用者目線で見れば、3会あることがわかりづらさにつながるデメリットは否定できない。3会での相談窓口の一本化など、今後も努めていきたい」と話している。
道本弁護士は過去、同様の訴えで東弁、一弁の会長選にも立候補している。いずれも落選したが、92年の選挙は97票差の接戦だった。
引用 朝日
弁護士自治を考える会
東京に三つある弁護士会をひとつにするという道本会長候補の公約は
大賛成です。というよりも、一日も早く、二弁は解散して一弁か東京に合併してもらえばよいと思います。
当会は過去、非行の疑いがある弁護士に対して懲戒請求を申し立てていますが、懲戒申立の扱いで二弁の対応は酷く、弁護士のための弁護士会であること、仲間内で身内を庇うことについては全国単位弁護士会NO1だと思います。
最近、相撲協会の体質について世間の耳目を集めていますが、相撲協会の理事会は現役力士ではなく現役を引退した親方です。弁護士会の役員、処分を決める綱紀委員、懲戒委員は現役の弁護士です。
忖度という甘いものではありません。
懲戒処分をするということは、非行弁護士が存在するということですが、二弁は弁護士が不祥事を起こす、非行を行ったということはあってはならん、つまり「弁護士性善説」の考え方が強くでています。
弁護士に非行の事実があれば粛々と処分すべきですが、二弁は違います。綱紀委員会や懲戒委員会の庇い方が尋常ではありません。弁護士を庇えば、弁護士はいう事を聞く、弁護士会に借りができたと思わせ、弁護士会いいなりの弁護士をつくりたいのでしょうか、
対象弁護士のデタラメな弁明を採用したり、特定のお気に入りの弁護士には業務停止相当でも「戒告」しか出さない等々
どうぞ、二弁は解散するなり、合併するなりして下さい。
お願いします。
道本幸伸弁護士
笠井直人弁護士