「非弁活動」させた弁護士に有罪 大阪地裁判決

10/18(金) 22:23配信

産経新聞

 無資格の事務員に法律事務を行う「非弁活動」をさせたとして、弁護士法違反罪に問われた弁護士法人「あゆみ共同法律事務所」代表弁護士、古川信博被告(32)に対する判決公判が18日、大阪地裁で開かれ、西川篤志裁判長は「犯行は組織的かつ職業的なもので違法性の程度は大きい」として、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年2月)を言い渡した。法人としての同事務所も同罪で起訴されており、求刑通り罰金300万円を言い渡した。

 判決によると、古川被告は、同事務所の高砂あゆみ前代表弁護士(34)=同罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が確定=と共謀し、平成29年1月~昨年8月ごろ、インターネット関連会社「HIROKEN」から派遣された事務員に自身の弁護士名義を利用させて、顧客12人の債務整理手続きをさせた。

 判決理由で、西川裁判長は「事務員に名義を利用させる重要な役割を担っていた」とする一方、「非弁行為に誘われて取り込まれた面もある」とした。

 弁護側は「高砂被告との共謀はなく、積極的に犯行に関わったわけではない」などと主張していた。

引用サンケイhttps://www.sankei.com/west/news/191018/wst1910180033-n1.html

弁護士自治を考える会

代表といっても大坂の代表で東京の代表は既に判決が出ています。非弁提携は高齢の弁護士や無能な弁護士が非弁屋とよばれるNPOなどに名義貸しをして過払い請求や債務整理を行うのですが最近は若い弁護士も簡単に金が入ると非弁屋と提携します。起訴され有罪判決が出ましたので弁護士資格が無くなります。せっかく難しい試験を突破して勉強ばかりしてきてようやく弁護士になっておしまいとなるのです。

高砂弁護士の報道 2019年4月

非弁行為させた弁護士有罪 事務員に債務整理、大阪

弁護士資格がない事務員に債務整理手続きの助言など非弁行為をさせたとして、弁護士法違反の罪に問われた弁護士法人「あゆみ共同法律事務所」元代表の弁護士、高砂あゆみ被告(33)に大阪地裁は25日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

西川篤志裁判長は判決理由で、高砂被告が経営コンサルタント会社「HIROKEN」の元役員、山本健二被告(34)=同罪で有罪判決=らと結託し、事務員に非弁行為をさせる前提で代表に就任したと指摘。「月額100万円もの報酬を約束されて犯行に及んでおり、強く非難されなければならない」と述べた。一方「弁護士資格を有していたことで取り込まれた面を否定できない」とし、起訴内容を認め反省していることから執行猶予を付けた。判決によると、2017年1月~昨年8月ごろ、同僚だった弁護士、古川信博被告(32)=同罪で公判中=と共謀し、山本被告や事務員らに弁護士の名義を貸し、顧客12人に対して債務整理手続きなどの助言や指導をさせた。弁護士法は、禁錮以上の有罪判決が確定した場合、弁護士資格を失うと定めており、高砂被告もこの判決が確定すれば資格がなくなる。〔共同〕引用https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44222860V20C19A4AC8000/

 

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