2020年 1月 弁護士業界のあれこれ!

 

明けましておめでとうございます。と挨拶したかと思えばもう2月、1月はゴーン被告の海外逃亡のニュースから始まりました。

他にもAV業界の用心棒弁護士に懲戒処分・上告をわざと忘れた弁護士・和解金横領弁護士の裁判・7000万円着服弁護士に除名と不祥事の話題にことかかない。2020年1月の幕開けとなりました。

 

謝罪会見から始まった愛知県弁護士会

 2020年1月官報に公告として掲載された弁護士懲戒処分

月は処分者6人と若干少な目でした。2020年から処分回数をサービスで追加をしております。

官報日  弁護士氏名 登録番号  所属  処分  処分日     処分回数

①1月17日 久保隆  20785   大阪  戒告   元年12月25日   2

②1月17日 張學錬  27297   東京  業務停止1月 12月25日   4

③1月24日 桐山修一 41704   奈良  戒告     12月26日   初

④1月24日 翁川雄一 20569  第一東京 退会命令   12月29日   3

以上処分が処分が有効になった日が2019年内

⑤1月24日 岩井昇二 11522  東京  業務停止3月 2年1月8日   3

⑥1月24日 栁田潤一 22461  愛知   除名    1月8日    2 

(2019年1月~12月の処分公告件数は101件でしたが、日弁連の懲戒処分の公表制度は処分日がその年の1月1日からになりますので2019年の処分件数は94件の発表になると思います。)

 

■ 処分別

戒告   2

業務停止 2

退会命令 1   第一東京

除名   1   愛知 

■ 弁護士会別

東京    業務停止2

大阪    戒告1

愛知    除名1

第一東京  退会1

奈良    戒告1

■登録番号別

10000まで

1万~1万5000     1

1万5000~2万

2万~2万5000     3

2万5000~3万     1

3万~3万5000

3万5000~4万

4万~45000      1

4万5000~5万

5万~5万5000

 

日弁連広報誌「自由と正義」1月号

2019年8月9月10月に処分された弁護士の懲戒処分の要旨が掲載されています。

弁護士氏名  登録番号  所属  処分    処分日

① 反田一冨   19492  山梨  戒告   2019年8月2日

事件放置

② 中谷 誼   30226  埼玉  戒告    9月19日

怠慢な事件処理

③ 内山 裕志  31881   第二東京  戒告  9月26日

相続事件・怠慢な事件処理

④ 安富 真人  28320 神奈川 戒告  10月2日

遺産分割交渉事件・怠慢な事件処理

⑤ 黒川勉 15687 大阪  業務停止3月  10月17日

遺言執行者 相続財産の管理が不適切

 

11月の話題

1月はサンケイのスクープが連発となりました。

ゴーン被告と逃亡手助けの米国人、弘中弁護士事務所で面会か 特捜部が面会簿押収 毎日 

1月30日

仙台高裁、岡口裁判官の懲戒申し立て 「FBで遺族侮辱」 異例の2度目 

1月27日

少女にAV強要男の菅谷幸彦弁護士を訓戒処分 第二東京弁護士会「品位失う」 サンケイ

1月26日 

上告忘れられ服役、弁護士に賠償命令 大阪地裁 【産経】 

1月25日 

大阪弁護士会長、2020年川下清弁護士、(法曹公正会)今期も派閥順送り 

1月24日 

2020年21年日弁連会長 立候補者5名 選挙ポスター 

1月21日 

大津園児事故、裁判長期化へ 被告の女、弁護方針に不満か・京都新聞 

1月17日 

高野弁護士にも懲戒請求 ゴーン被告逃亡肯定「品位に反する」産経 

1月17日サンケイ

 

弘中弁護士に懲戒請求 ゴーン被告逃亡「故意か重過失」産経新聞 

1月16日サンケイ

和解金横領の弁護士(大阪)が初公判で起訴内容の一部認める。大阪地裁 

1月14日 

7000万円着服の栁田潤一弁護士(愛知)除名処分 愛知県弁護士会 

1月10日 

宮崎政久議員(弁護士)中国のIR企業元顧問の代理人だった、14年の民事訴訟・本人は接触を否定 沖縄タイムズ 

1月10日 

 

1月20日 当会の関東地区会員の懇親会がありました。

場所は、有楽町のJRのガード横の大衆居酒屋。

全国チェーンの『鳥貴族』という居酒屋です。

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥貴族に行こうとエレベーターに乗ろうとすると、なんと同じビルに法律事務所があるではないですか! しかも、『旬報』法律事務所、焼き鳥のタレの臭いがするエレベーターの6階が旬報、行かれる方はファブリーズをお持ちしたほうがいいかも。

 

 

こんなところにあったのか!

『旬報』は大量懲戒で懲戒請求者約1000人に、懲戒請求は不当であると一人30万円の損害賠償を求めた佐々木亮弁護士の事務所です。

旬報法律事務所・弁護士紹介

http://junpo.org/lawyer_introduction

立派な応接です

http://junpo.org/office_introduction

ボス弁 弁護士紹介http://junpo.org/lawyer_introduction/20

清水 洋二 (しみず ようじ)

中央大学法学部法律学科卒
司法修習22期
1970年 弁護士登録(第二東京弁護士会所属)

 

 

それでは、皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。お元気で!