日弁連広報誌「自由と正義」2021年2月号 VOL164 弁護士懲戒処分の要旨
「自由と正義」2月号が届きました。164回目になりました。弁護士懲戒処分の要旨が公告として掲載されています。
「女性が多くいる会議は長い」といった方がおられました。「女はいくらでもウソが付ける」といった女性もおられました。いくらでもウソがつけるという方々が会議に参加されたら時間が延びるのは当たり前かも?
(イラスト はすみとしこの世界より)
その点、日弁連の会議は女性も少なく、15名もいる副会長では女性枠という枠があり毎年2人が就任します。たった2名の女性副会長でも弁護士の方々からは誰も文句を言う人がいません。女性といっても子育て世代ではなく弁護士歴30年以上の女性です。一番仕事をこなしている年代の女性の意見は聞く必要もないことでしょうか、
男女共同参画とか女性の権利とかいう前に日弁連副会長の半数、理事の半数を女性にされたらいかがでしょうか。日弁連の役員がどう選ばれるかなどは誰も文句を言わない、言えないという構造になっているのだと思います。
日弁連の理事は地方の弁護士会の会長や実力者が就任します。地方の弁護士会会長が日弁連理事に就任し日弁連は拒否できません。派閥で頭角を現し認められることから始まります。それまでは弁護士会主催のゴルフ大会や懇親会で幹部にヨイショして気にいられる。女性が一番苦手なところではないかと思いますが・・・
まもなく2021年度日弁連の役員が公表されますが、また今年も女性の副会長は15人中2人だけ、理事は1割程度だと思います。地方の弁護士会の認識が変わらない限り日弁連の女性理事の割合が増えることはありません。
自由と正義2月号 2020年3月、9月、10月に処分された弁護士の処分理由が公告として掲載されています。
ただし掲載するしないは日弁連の判断です、3月に処分されたものが今頃掲載されました、他にも新興弁護士法人の3月に処分されたものについては今も掲載がありません。
 弁護士名  登録番号  所属  処分    処分日   処分回数
1 沖田哲義 14628   山口  業務停止3月 3月25日  初
職務を行えない事件を受け、所属弁護士に対する監督が十分でなかった
2 道山智成 46573   山口 業務停止1月  3月25日 初
職務を行えない事件を受任 代表弁護士と共に処分
3 神邊健司 52664   山口  戒告     3月25日 初
職務を行えない事件を受任 事務所代表弁護士と共に処分 
4 青山嵩  12160   富山  戒告     9月15日 初
相手方弁護士の綱紀の議決を裁判所に提出 
5 田畠光一 33297   福岡  退会命令   9月25日  4 
着手金を受けながら事件放置、会費滞納 
6 古海健一 50134   千葉  戒告     9月30日  初
懲戒請求者に対し畏怖させる行為 
7 小関眞  23697   仙台  戒告    10月7日   初 
自力救済 
8 牧野孝二郎 47177 東京 業務停止2月 10月9日 初
接見室にPCを持ち込み懲戒請求者に架空の会社に振込をさせた
2020年11月30日 登録会員数 42052名
登録取消 
11月14日 園田小次郎 25756 第二東京 法17条3号
懲戒処分 4回目 除名処分 
11月1日 森塚さやか 戒告処分(9月号) 請求