会員逮捕に関する会長談話
被疑事実の真偽については、今後の捜査・裁判の進捗を待つことになりますが、業務上の預り金を横領したという疑いが真実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではありません。当会は、弁護士及び弁護士会が市民に信頼される存在であることを目指して活動しており、所属する弁護士に対しても自覚ある行動を求めておりますが、一部会員の行為によって弁護士あるいは弁護士会の信頼が損なわれることは、まことに残念といわざるを得ません。
当会は、これまで以上に、会員の弁護士としての責任感と倫理意識を一層高めるための更なる努力を重ねるとともに、原因の究明に努め、綱紀を保持し、再発の防止に努めてまいります。
2021年(令和3年)11月10日 大阪弁護士会 会長 田中 宏
弁護士自治を考える会
2021年2回目の会員逮捕に関する会長談話が大阪弁護士会HPに掲載されました。弁護士の逮捕事案になれていない弁護士会は逮捕報道から会長談話まで数日かかりますが、毎年数人の逮捕者を出す大阪弁護士会は即時に談話を公表いたします。常に準備ができているということです。毎年逮捕者を出しても反省も無く対策も無く対応もせず、談話を出しておしまいです。大阪には大阪弁護士会しかありませんから、何ら対策を講じなくても構わないというのがどこの弁護士会も同じです。日弁連も知らぬ存ぜぬです。たくさん弁護士がいるのにわざわざこんな弁護士に依頼するあなたの自己責任ですというのです。
和解金横領疑い、弁護士逮捕 153万円、大阪府警
配信
大阪府警天満署は10日までに、依頼人の和解金計約153万円を着服したとして、業務上横領の疑いで、大阪弁護士会所属の弁護士佐藤貴一容疑者(38)=大阪市北区=を逮捕した。署によると、容疑を認めている。 逮捕容疑は2018年7~8月、熊本市の60代女性から依頼を受けた過払い金返還請求訴訟に絡み、消費者金融から支払われ預かっていた和解金計約153万円を横領した疑い。 署によると、佐藤容疑者から伝えられていた和解の時期を過ぎても連絡がなく、不審に思った女性が知人に調査を依頼し発覚。女性が昨年11月、署に刑事告訴していた。ヤフーニュースtps://news.yahoo.co.jp/articles/04533b8412ace3887fcafc85283394667efa19d9