日弁連広報誌「自由と正義」2021年12月号VOL・174弁護士懲戒処分の要旨

2021年最後の自由と正義が届きました。当会174回目の投稿記事です。。12月号は本年6月~8月に処分になった弁護士の処分の要旨です。

2021年は117件の処分要旨が掲載されました。

『日弁連広報誌「自由と正義」12月号』

https://www.nichibenren.or.jp/document/booklet/year/2021/2021_12.html

2021年今年の漢字は「金」でした。

弁護士業界の2021年を表す漢字も同じく「金」でしょう。着手取って仕事放置、預り横領、等々弁護士の不祥事はほとんど金がらみ。

2021年の新語流行語大賞は「二刀流」でした。弁護士は依頼があれば原告、被告のどちらでもやるといういわば二刀流、

「今日は被告の弁護 明日は自分が被告、リアル二刀流!」

リベラル系法律事務所のお歳暮の定番、『純米吟醸「憲法と人権」』京都市の佐々木酒造(俳優の佐々木蔵之介さんのご実家)

官報公告 2021年1月から12月17日現在 
1 大阪   18      除名1(法人)退会命令1 戒告15 業務停止1
2 東京   17  戒告5 除名1(法人)業務停止8 退会命令3
3 第二東京 12   業務停止4 戒告8
4 第一東京 11  退会命令1 業務停止6 戒告4
弁護士会別 11月〆の時点
1 大阪   18      除名1(法人)退会命令1 戒告15 業務停止1
2 東京   14  戒告3 除名1(法人)業務停止8 退会命令2

11月までは大阪は東京に4件のリードがありましたが、さすがに絶対王者東弁じわりじわり追い込んできました、12月28日の仕事納めまでに逆転をするのか、それとも会員数でハンデがある大阪が逃げ切り初の王者に輝くのか目が離せません。

2021年12月号 (通し番号は1月号からの通算)2021年6月~8月に処分を受けた弁護士の処分要旨

通し番号  氏名  登録番号   所属 処分  回数

114   松山智彦 44478    福岡 戒告  初

事務員に職務をさせた。

115   古澤眞尋  27161   神奈川 退会命令 初

裁判にねつ造した証拠を提出

116   大崎幸宏  42099  長崎  戒告 初 

事務所登録の届け出をしなかった 

117   赤木真也  32692  大阪  戒告 初 

報酬請求が不適切

登録取消

9月9日 黒川勉 15687 大阪 法17条1号 遺産着服・懲役4年実刑判決

9月14日 春明航太 46409 長崎 請求

事件放置で業務停止と戒告の処分を受け登録取消、まだ若いのですから、反省してもう一度どこかで弁護士になってください。

2021年9月30日 会員数 43051名

日弁連広報誌「自由と正義」2021年1月号~12月号 「弁護士自治を考える会」