兵庫県弁護士会は13日、民事訴訟で依頼者との協議や説明対応を怠ったなどとして、同県芦屋市に事務所を置く堀寛弁護士(58)を業務停止3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

同会によると、弁護依頼を受けた神戸地裁での民事訴訟に関し、依頼者が求めても進行方法について面談する機会を設けなかった。大阪高裁での控訴審でも同様で、判決や上告手続きについての説明をしなかったとされる。また、同会や日弁連の会費など6カ月分(計28万1400円)も滞納したという。 会見で同会は、依頼者から計10回の苦情があり、うち6回について「堀弁護士に伝えていた」とした。

 堀弁護士への懲戒処分は今年1月以降で5回目。11月24日には、相続財産に関する示談交渉で依頼者に支払われた現金約420万円を着服したとして、業務上横領の疑いで神戸地検に逮捕されていた。

引用神戸新聞 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202212/0015888995.shtml

弁護士自治を考える会
堀弁護士への懲戒処分は今年1月以降で5回目。兵弁が記者発表したなら立派ですが、たぶん神戸新聞さんの取材でしょう!!。
横領で逮捕されていますから5回目は除名だと推測していましたが業務停止3月という除名前の苦情の在庫処分をしたのでしょうか?
もちろん1年で5回の懲戒処分は誰も成し遂げていない大記録です。これ以上出ないと思いますが・・・6回目で終われるか!?
堀寛弁護士 処分歴
①自由と正義 2022年7月号 戒告     無断で依頼者の預金を引き出す、説明せず
②自由と正義 2022年8月号 業務停止1月  依頼者に虚偽報告、報告せず、書類返還せず
③自由と正義 2022年8月号 業務停止3月  綱紀の呼び出しに応ぜず
④自由と正義 2022年11月号 戒告     預り金の処理が不適切
⑤ 処分日12月13日 業務停止3月      比肩放置、会費滞納
堀寛弁護士 登録番号23040 堀法律事務所 芦屋市業平台4-12 陽光プラザ404
当会会員の逮捕に関する会長談話

 2022年(令和4年)11月24日、当会に所属する堀寛会員が、受任していた遺産相続事件に関して、預り金約420万円を着服したとして、業務上横領の疑いで逮捕されました。これは、当会から神戸地方検察庁に刑事告発をしていたものです。 今回の逮捕は、人権の擁護に努め、市民の権利を守る弁護士としてあるまじき事態と言わざるを得ず、市民の弁護士に対する信頼を著しく損なう重大問題であることは明らかです。 当会としては、これまで以上に、各会員の弁護士としての責任感と倫理意識を高めるため、原因の究明に努め、綱紀を保持し、再発の防止に努めてまいります。

令和4年11月25日  兵庫県弁護士会会長 中上幹雄

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