和歌山城
「和歌山弁護士会」元会長5人目の懲戒処分 2023年3月14日付官報処分公告
弁護士の不祥事・懲戒処分専門ブログです。
過去、懲戒処分を受けた元弁護士会長は何人かいます。山梨・奈良外
二人目を処分した弁護士会はありません。大阪でも東京でもありません。
和歌山弁護士会所属弁護士の過去懲戒処分を受けた件数は8件です。
2回受けていますから処分を受けたことがある弁護士は7名です。(2023年3月現在)
処分を受けた7名のうち5名が元会長です!!!すごい!ギネスもんです!
(和歌山弁護士会には、令和4年4月1日現在で、144名の弁護士が所属)処分者7名のうち1人死亡で現役は6名です。
①小野原聡史弁護士 登録番号20039 きのくに法律事務所 戒告 処分日 2023年1月30日 自由と正義掲載未定
2014年(平成26年)和歌山弁護士会会長 自由法曹団/青年法律家協会/和歌山県地評顧問弁護団
②木村義人弁護士 登録番号21951 中央法律事務所 戒告 処分日2023年1月5日 自由と正義掲載未定
2015年度 和歌山弁護士会会長 1990年登録 40期
和歌山弁護士会の木村義人会長の「憲法に違反している法案を、在野法曹として断固阻止しなければならない」2015年集会でのあいさつ
和歌山弁護士会会館
③由良登信弁護士 登録番号19592 ゆら・山崎法律事務所 戒告 処分日2015年11月13日
2011年弁護士会長 元日弁連常務理事 自由法曹団 消費者ネットワークわかやま代表 反貧困ネットワークわかやま代表
処分の理由の要旨(事件放置)
被懲戒者は2011年10月5日懲戒請求者から詐欺を理由とする500万円の取戻請求事件を受任し同月7日着手金34万5000円を受領したが、2013年12月に懲戒請求者から連絡を受けるまでの間事件処理に着手しなかった。
④ 市野勝司弁護士登録番号15186 第一法律事務所 戒告 2004年6月 強引な事件処理
1995年 和歌山弁護士会会長 自由法曹団 最近、近弁連理事長に就任 元関西合同法律事務所
そして和歌山初の除名処分と有罪判決も元弁護士会長!
⑤ 楠見宗弘 登録番号15178 楠見宗弘法律事務所
業務停止5月 2011年5月 依頼者の預り金横領
除名 2011年7月 横領
懲役3年6月実刑判決
元和歌山弁護士会会長
横領弁護士に懲役3年6月 和歌山地裁判決 2011年6月15日
保釈保証金を着服したなどとして、業務上横領や詐欺の罪に問われた和歌山弁護士会の元会長楠見宗弘被告(67)
=和歌山県新宮市=に、和歌山地裁は15日、懲役3年6月(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡した。
判決理由で国分進裁判長は「依頼者の利益を考えず、自己破産によって弁護士資格を失うことを恐れて横領などをしており、
自己中心的で非常に悪質。法律を守るべき者が法律を犯し、法曹界に対する国民の信頼を損ねた」と述べた。
判決によると、楠見被告は2007年から昨年7月にかけ、弁護を担当した事件で、判決確定後に裁判所から還付された
保釈保証金のうち130万円を自分の借金返済のために横領するなど、被害総額は計1500万円を超えた。
同弁護士会は今年4月、楠見被告を弁護士会から除名した
楠見宗弘弁護士(和歌山)懲戒処分の要旨 2011年7月号【除名】
依頼者が教訓とすべきは
5名の元会長のうち4名は自由法曹団、青法協、と呼ばれる左翼系の弁護士です。
思想信条をとやかくいうつもりはありません。共産党の弁護士は闘ってくれる。
という噂を信じている方もおられ、日頃は保守の方も裁判するなら共産系という
方もおられます。
それはご自由です。
そして弁護士会長に依頼すればあれば相手方が怯む、会長に逆らえないはずだと
思っている方も・・
さあどうでしょう??
相手が弁護士会長であれば受けないという弁護士も中にはいるかもしれませんが、
逆によしやってやろうとファイトを燃やす弁護士の方が多いのではないでしょうか!
弁護士会長になればとにかく忙しい、会務、そして東京の日弁連に行くこともあります。
左翼系ですから集会や選挙に出たりすることもあります。
弁護士業務どころではありません。
大きな事務所であれば他に弁護士もいるでしょうが、
一人事務所、二人事務所であれば事件放置になることもあります。
弁護士会長に就任するということは敵を作らないという性格の方かもしれません。
とにかくお忙しい先生ですので依頼する時には考えてみなければなりません。
これだけ会長経験者が処分を受けるのはなんかもめてるのでしょうか・・・和歌山は?