弁護士3人業務停止=東京
 東京弁護士会は26日、同会所属の3弁護士らに対する懲戒処分を発表した。

 発表によると、依頼者から小切手で預かった1200万円全額を自身の会社の運転資金に充てて横領したとして、寺内従道(つぐみち)弁護士(82)を19日付で業務停止1年とした。寺内弁護士は同会に「会社が苦しく流用した」と話したという。

 また、広告代理店から債務整理の案件の紹介を受けて対価を支払うなど、禁じられた「非弁提携」を行ったとして、宮崎拓哉弁護士(50)と千代田区の弁護士法人「アーク東京法律事務所」を18日付で業務停止6か月とした。宮崎弁護士は同会に「広告料を支払っただけ」と述べたという。

 このほか、代理人を務めていた会社に約28億円の簿外債務があると主張し、倒産理由がないのに民事再生を申し立てるなどしたとして、後藤孝典弁護士(84)と港区の弁護士法人「虎ノ門国際法律事務所」を18日付で業務停止3か月とした。後藤弁護士は取材に「債務を証明する公式資料があるので民事再生を申し立てた」と話した。

5月26日 読売都内版

弁護士自治を考える会

①寺内従道弁護士 登録番号18045 寺内從道法律事務所 東京都江東区清澄1-3-9-507

業務停止2023年5月19日~2024年5月18日

②宮崎拓哉弁護士 登録番号26788 弁護士法人アーク東京法律事務所 東京都千代田区麹町3-12-5近代ビル2階 

業務停止2023年5月18日~2023年11月17日

③弁護士法人アーク東京法律事務所 東京都千代田区麹町3-12-5近代ビル2階 

業務停止2023年5月18日~2023年11月17日

④後藤孝典弁護士 登録番号10584 虎ノ門後藤法律事務所 東京都港区西新橋1-5-11第11東洋海事ビル9階

業務停止2023年5月18日~2023年8月17日

虎ノ門後藤法律事務所 H-107 東京都港区西新橋1-5-11第11東洋海事ビル9階

業務停止2023年5月18日~2023年8月17日