当会会員逮捕に関する会長談話

2023年12月05日

東京弁護士会 会長 松田 純一

本日、当会所属の竹原孝雄会員が、「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる事件の被害者を救済するという名目で活動していた人物に自己の弁護士の名義を貸したとして、弁護士法違反の容疑で逮捕されたとの報道がありました。

被疑事実の真偽については、今後の捜査の進捗を待つことになりますが、報道された内容が事実であるとすれば、弁護士に対する信頼を著しく損なうものであり、重大な事態であると極めて厳粛に受け止めております。

当会としては、事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も弁護士に対する市民の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です。

弁護士自治を考える会
逮捕された弁護士のお名前がございませんが?
“国際ロマンス詐欺被害救済”被告に名義貸しか 弁護士逮捕   12月5日 NHK

被告は弁護士事務所を名乗り、「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる事件の被害者を救済するという名目で活動していたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、東京・新宿区の弁護士、竹原孝雄容疑者(82)です。
捜査関係者によりますと、おととし(2021年)から去年にかけて、詐欺の罪で起訴されたさいたま市の不動産業、村松純一被告(41)に弁護士の名義を貸したとして、弁護士法違反の疑いが持たれています。
村松被告は竹原弁護士の事務所を名乗り、外国人をかたって恋愛関係にあると錯覚させる「国際ロマンス詐欺」の被害者を救済するという名目で活動していたということです。被告は被害者の男女5人から手続き料などとしてあわせて300万円余りを受け取ったとして、5日、弁護士法違反の疑いで再逮捕されました。
受け取った現金は竹原弁護士の事務所名義の口座に振り込まれていたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

引用NHKhttps://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231205/2000080169.html