弁護士逮捕について、派閥の期成会（東弁）が出した会員向け談話

関康郎弁護士（東京弁護士会・期成会）逮捕について派閥が出した会員向けプレスリリース

東京弁護士会の関康郎弁護士が成年後見人として預かっていた財産を横領して逮捕されたということで同弁護士が所属する派閥からマスコミ向けと派閥弁護士に向けて談話が出ました

関康郎弁護士、成年後見人で1200万円横領逮捕

https://jlfmt.com/2013/01/24/29236/

東京弁護士会には４つの大きな派閥があります

法友会・法曹親和会・期成会・水曜会です。弁護士の多くはこの派閥に参加して親睦と研修をします。大きな弁護士会はこの派閥で構成され弁護士会長などの要職も派閥の力で決定されます。何が違うのかと言えば司法制度改革、弁護士増員問題、などですが自民党の派閥やあのヤのつく業界と似たようなものかもしれません。

　2010年8月20日時点
法友会　　2398人　法曹親和会　1497人　期成会　　587人　合計4482人

（この調査時点で無派閥が1000人ほどいると思います）
現在東弁の登録弁護士数は約6000人です。

関康郎弁護士が逮捕されて次のような会員向け談話が出されました。

こんな談話が出るという事はどういうことか分かりますか？

常に何かあれば派閥で物事を考えていくという表れです。

多くの弁護士は派閥に入って雑巾がけやゴルフや懇親会を重ねて幹部になっていき、いつかは弁護士会長、日弁連会長へと登っていくのです。大きな弁護士会で会長選挙がない場合は派閥の話し合い、悪くいえば談合で決められるのです。大きな各弁護士会長は必ず日弁連副会長や役員となります。

同期に続いて派閥の絆は固いです。

基本的に弁護士会や派閥は弁護士のためにあるものです。

期成会の談話は今回誰が逮捕されたか書いていませんが関康郎弁護士です。

東弁会長談話よりはまともな感覚ですが、最後は弁護士の方を大事にして何かお悩みならば会員サポ―トに電話くださいとあります。ここまでやらないとダメな業界になってしまったようです。泣きたいのは依頼人の方ですが

　　　　　　　　「会員弁護士の逮捕について」

期成会会員各位　　　　　　　　　　　　　　　　平成25年1月28日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表幹事　森田　太三

　去る1月24日（木）期成会会員である弁護士（46期）が成年後見人として預かっていた財産を横領した旨の容疑で逮捕されたとの報道がなされました。同弁護士は事務所経営に窮し、横領した財産を事務所の運転資金に回していたとする報道があります。まだ東京地方検察庁特捜部による捜査中でありますが、仮に報道されている内容が事実であるとすれば、同弁護士の所属会派として被害に遭われた方にお詫びの言葉もありません。またこうのような行為は弁護士に対する社会的信頼も著しく損なうものであり、事態の重大さを深刻に受け止めているところです。

期成会では基本政策として「会員に厳しく、あたたかい弁護士会」を打ちだし、会員への指導監督と会費負担軽減などの会員支援を提言していますが今回の事件を踏まえ、綱紀の維持と会員の支援の両輪が不可欠であることをいっそう強く感じるものであります。

期成会としてはこのような不幸に至らぬよう、不祥事は発生の予防に向けて提言と実践を進めていきたいと考えます

最後に会員の皆様にお願いです。

現在は弁護士にとって厳しい時代であり、時に経済的に厳しい状況に陥るときもあると思われます。また顧客とのトラブルを抱えることもあるでしょう。そのようなときにはぜひ期成会の先輩弁護士、同期の弁護士、あるいは執行部に早急にご相談ください。「会員サポ―ト窓口」や「こころの相談“ほっとライン」などもご利用いただけます決してひとりで抱えこまないようにしていただければと切に思います

「東京弁護士会」

会員サポート窓口　℡０３（３５８１）××

こころの相談“ほっとライン”℡0120-（458）034

期成会

http://www.kiseikai.jp/

弁護士はゴルフと宴会だ！　互いに親睦を深めよう

全友会（二弁）　　ゴルフ大好き。

会長ナイスショット～！ここでヨイショしておくと懲戒出されても安心です！！

全友会だより　２００８年　第２号　　第4号　ゴルフ合宿

http://www.zenyu.org/

法友会倶楽部（大阪）

今年は会長選出です。