弁護士を強要未遂罪で起訴 被害届の取り下げ迫る
弁護を担当している傷害事件の被害者に被害届を取り下げるように強要
したようとしたとして東京地検は31日強要未遂罪で弁護士棚谷康之容疑者
(52)東京都豊島区を起訴した。
地検は被害者の母親に対する強要未遂と証人威迫の容疑については不起訴
処分とした。処罰価値が低いと判断したとみられる。
起訴状などによると、棚谷被告は昨年9月18日、傷害事件の被害者の20代女性に「公開の法廷で証言させられる。そうなると学校や東京にいられなくなる。被害届を取り下げた方がいい」などと書かれたはがきを送ったとしている。
棚谷被告は傷害事件で起訴された男の国選弁護人でしたが、去年9月、被害者の20代の女性に「このままでは公開の法廷で証言させられて学校にいられなくなる」「被害届は取り下げたほうが良い」などと書いたハガキや封書を送り付け、被害届を取り下げさせようとしたということです。女性の関係者が警察に相談しため、被害届は取り下げられませんでした。
年度末のあわただしい中、検察が起訴をしました。
宮崎の強姦被害者への示談強要や札幌の弁護士の有罪判決もありました
弁護士の示談に関する方法が問われているのかもしれません
(3月11日の逮捕時の報道)
国選弁護人として担当した傷害事件の被害者らに対し、被害届を取り下げるよう脅したとして、警視庁捜査1課は10日、証人威迫と強要未遂の疑いで第一東京弁護士会に所属する弁護士棚谷康之容疑者(52)を逮捕した。 逮捕容疑は、昨年9月中旬、ホストの男に暴行を受けて大けがをした20代の女性やその母親に宛てて「傍聴人の前で決して愉快でないエピソードが白日の下にさらされる」「心にもない被害届は取り下げた方がいい」などと封書やはがきを送って脅した疑い。
同課によると、ホストの男は昨年9月上旬に傷害容疑などで逮捕され、棚谷容疑者が弁護を担当。調べに対し容疑を否認している。
棚谷康之弁護士(一弁)