データで検証「弁護士は食えない」のウソ
東洋経済オンライン 伊藤歩記者
『弁護士は食えない』のウソ
巷では弁護士が食えないとか、仕事が無いとか、年収100万円しか
ないという報道がありますが、食べていくいこともままならない
若手弁護士等、事実でしょうか?!
東洋経済オンラインの伊藤歩記者がデータに基づいて検証しています。
私も若い弁護士が食えないというのはウソだと思います。
私の専門は弁護士の懲戒処分、弁護士の非行問題ですが、食えない弁護士の横領、着服が次ぎから次と出てきますが、若い弁護士の横領事件は
ありません。横領するのはベテランだけです。
弁護士登録1年~7年でまだ仕事を任せてもらえないという事をいう人もいるかも知れませんが、しかし一般社会、様々な業界で仕事に慣れ熟練した人間は失敗をしません。ところが弁護士業界というのはベテランになればなるほど悪事に手を染めていくのです。
若い弁護士は一生懸命に新しい法律や社会の変革に対応していく努力
をしています。ベテラン弁護士はどうでしょうか?昔ながらの競争しないで仲間と談合して法曹村でぬくぬくと生きていきたい。既得権益を謳歌して暮らしていきたい。改革など私が引退してからにしてくれ。
仕事が減ったのだからこのムラに入ってくるな。自分たちベテランは
競争などしたり顧客に頭を下げることなどできないと言いたいのだろう
そのためには、弁護士は食えない。仕事が無い。と宣伝しておかねばならない。この業界に来てもメシは食えないゾ!!
懲戒処分者の登録年数の分布 データは東洋経済
登録番号別 懲戒処分者 (2014年度)
10000以下 3
10000~15000 19
15000~20000 28
20000~25000 18
25000~30000 12
30000~35000 10
35000~40000 9
40000~ 1
給費制から貸与制になる時に国会で弁護士の収入について法曹の養成に関するフォーラムにデータが出た。そこには登録7年で約2000万円の収入がある。だから貸与制になっても返済は可能であるとのことだった。
食えないのは若い弁護士ではなくベテラン弁護士です。
年金も掛けてない。退職金もないのが弁護士業界。そんな弁護士は老後のため最後に一発勝してくる可能性があります。依頼者の預り金を横領して高級ケアハウスに逃げ込んだ大ベテランもいました。
民事裁判を傍聴してみてください。
双方が準備書面を出して次の裁判期日を決めるときに、原告、被告の代理人弁護士が手帳を出してスケジュールを確認しているのを見たことがあると思います。裁判官が○月○日はいかがですかと言うと、『差しつかえです』と言います、更に裁判官がそれでは○月○日はどうでしょうというと、今度は相手方が『差しつかえ』という光景を見たことがあると思います。『いつでも空いてます』という弁護士はほとんどいません。
弁護士はけっこう仕事しているのです。
裁判官が次は○月○日というと手帳も見ずに『大丈夫です』という
弁護士を1人知ってます、相手方である代理人ナシの被告がその日は『差しつかえです』というと、裁判官が次の期日を指定すると弁護士はまた手帳も見ず『大丈夫です』と言った。
この間、珍しくこの弁護士が『差しつかえです』と言ったので驚いた。聞いてもいないのに、『○○法テラスの相談の日です』と言ったのだ。
『先生!仕事があって良かったですね』と言いそうになった。
すべての弁護士、どんな弁護士でも、無能弁護士でも、仕事があって食える方がおかしいと思いますが・・・・