弁護士懲戒事案処理件数集計報告(2006年~2015年)

日弁連広報誌「自由と正義」4月号に過去10年間の懲戒処理件数について報告がありました。

10年間で懲戒が出された件数 29,958件

(ただし光市事件約8000件 1人で大量の懲戒を出した。1899件
1701件含む)

10年間で懲戒処分された件数   810件
除名 22  退会命令35  業務停止243 
戒告 463

10年間で29,958件懲戒が出されて810件の処分があったということです。
問題は「終了 322件」です。
これは刑事事件で有罪判決が出て弁護士資格がなくなって懲戒処分をしなかった。宮本孝一元弁護士(第一東京)のように2件の懲戒相当が議決されていたが、有罪判決が出るまで待っていて処分をしなかったものや、愛知県弁護士会の高齢の弁護士に懲戒相当と綱紀委員会が議決されていながらなかなか、処分せず、対象弁護士が亡くなり処分もできなくなったものなどです。
日弁連広報誌「自由と正義」2016年4月号
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