さまざまな不祥事
警察官の不祥事⑦ 「神奈川県警に対する世間の評価、実態と土壌
取材から、そして投書など含め情報など頂き、集まって参りました。
全国47都道府県にある警察組織の中でも、神奈川県警という警察組織が,改善不能な組織に陥ったと世間から見られているのか、警察への信頼失墜の象徴として君臨しているのか、今回、具体的な警察官不祥事 “個々事案” のお伝えは小休止しまして、『神奈川県警に対する世間の評価、実態と土壌』 をテーマに発信します。
警察不祥事の発表について典型的なパターン、先週末 神奈川県警不祥事 ニュースでこんな内容が報道されました。
『気合入れるため・・後輩警官に実弾入り拳銃の銃口』
実弾が入った拳銃の銃口を後輩の警察官に向けたとして、神奈川県警は15日、藤沢署地域課の男性巡査長(32)を銃刀法違反(加重所持)容疑で横浜地検に書類送検し、停職6か月の懲戒処分とした。 (Yahooニュース 読売新聞 より)
この報道、内容よりも 発表の段に注目 です。
連休前の金曜日夜の報道、そして何よりも 『5月に発覚』した内容で、処分も決定、刑事事件としても取り扱い 『書類送検』し、本人が『自己退職した』後の発表です。
企業破綻が、金曜の夕方によく発表されるのに似ていますね。
神奈川県警の組織幹部はお休みで~す。監察室もお休みで~す。広報部も勿論ね!藤沢署の副署長さんに聞いて~(守秘義務で答えないと思うけど by 監察)、でしょうか?
現場のデカさん、真面目な制服組警官はこの連休でも、雨の中、暑い中で頑張ってるのにねぇ・・
これも 『現場のため、そっと目立たないように・・配慮してるんだっ!!!』 とでも組織幹部は考えてるのでしょうか・・。神奈川県警ではその思考、無理じゃないかな。
しかしこのニュースも、民事ごとで済む内容ではありません。
刑事事件での送検が済み、警察組織側の対策(当該職員の自己退職)が全て済んでから、記者クラブへ発表していることが明らかです。
例えば・・我々民間において、企業内の社員による使い込み横領などの犯罪、つまり刑事事件が起きたら如何でしょう?勿論、報道が先行する事もありますが、警察が発表するのは 『事件発生直後と逮捕時』 です。企業内の懲戒など処分を待ってから報道各所へ発表するなど、警察が事件発表時期について協力するのでしょうか。
警察官の不祥事では・・
『書類送検』 も済み、連休前の午後、何よりも 『自己退職を以て』 発表です。
芸人 はなわ 氏も 歌にするほど 『不祥事だらけの神奈川県警』
もうだいぶ前になるが 『佐賀県』を広めたといっても過言ではない、芸人 はなわ 氏は 『神奈川県』 も歌にし神奈川県警に触れている・・ との情報をいただいた。
『神奈川県 はなわ』 You Tube
この歌の中盤以降 (再生 1分55秒~) には ・・
『 神奈川のキャッチコピーは “心の豊かな 神奈川” ♪ 』
『 校内暴力ダントツ 日本一 ♪ 』
『 暴走族の数は なんと世界一 ♪ 』
『 一番怖いのは~ それを取り締まる 『不祥事だらけの神奈川県警 ♪♪ 』
『不祥事だらけの神奈川県警♪』 で、聴衆の大きな笑い声
神奈川県警は 『不祥事だらけ』 これが国民の見識、標準ですね。
検索キーワード
インターネットの検索ワード 入力補助(検索される高さ)ONで 『 かながわけんけい 』 と入力すると以下のように検索されます。
『不祥事』 が上位に、加えて 『無能』 が表示されます。
では、警察官数も段違いに多い 『警視庁』 は・・いかがでしょう?
『無能』 どころか、『不祥事』 も出てきません。
神奈川県警のとある監察担当官の見識 『神奈川県警の不祥事が多く流れるのは、それだけ組織が取締り、監督指導を徹底している』 ならば、 『警視庁は不祥事対策しない隠蔽の極み』 解釈が正しいのでしょうか?
世間が 『神奈川県警』 についてネット検索する際、 つづけて 『不祥事』 『無能』 とキーワード入力するケースが多い実情は揺るがない事実です。これっていかに?
警察キャリアの出世の道に立ち寄る・・いえいえ赴任する警察組織、1位は『警視庁』で2位は『神奈川県警』 という都市伝説が一説にあるそうですが、やはり将来警察庁・警視庁トップに君臨する可能性があるキャリア組に対して経歴に傷つけるわけにいかないのでしょうね・・神奈川県警の組織担うノンキャリア組フットマン方としては。
弁護士業界の見解
神奈川弁護士会(当時 横浜弁護士会)は、10数年前にこんな発表しています。
『神奈川県警の一連の不祥事に関する会長声明』
でも・・その後も効果的な活動、具体的効果あがること何もしてませんねぇ。
会長声明後も、神奈川県警では・・いっっっぱい不祥事が発生しているにも。
あるのは、弁護士方が幹部務める 形骸化した『警察見張り番』
警察見張り番 URL http://hiroba2.fc2web.com/
しかし、この “ 警察見張り番 ” のホームページ(相当放置されてる印象否めませんが・・) 『警察署の不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的とする市民団体です。』 と記載されます。
が、少なからず今では 弁護士商いを担う以外ない が取材で確認されています。
つまり 『警察組織から叩かれている警察官(パワハラ・セクハラなど労働問題) 』 を依頼者として扱う法律相談、対応専門になっているようです。
ですので “一般市民・県民” がこちらへ 『神奈川県警、警察官不祥事』 を相談しても 『国家賠償請求案件』 以外の申出・相談効果は・・??の現状。
『警察官の不祥事』を相談しても この見張り番 関係する弁護士いわく 『あなたに個人的な損害・被害ないでしょ』 なる 回答 だそうで。
『見張り番』 ねぇ・・誤解しちゃうと思いますが。
このホームページで『不正・不当な行為を監視し・・』と記載、公開している限り。。
とある弁護士方の見解
警察官不祥事に対する公安委員会の苦情申出調査回答書に対し、弁護士業務上絡んだ “とある弁護士方” は以下のように述べています。
『(概略)神奈川県警においては,かつて 不祥事隠蔽対応マニュアルの作成と配布事案 が発覚したことがあったが, その後においても ,厚木警察における超過勤務の強要事案,神奈川県警察本部における公金の不正流用事案,中原警察勤務の警察官による虚偽有印公文書作成・同行使事案,大和警察勤務の警察官による暴行・強要事案のような,いわゆる不祥事事案が散見されることは報道の通りである。
そうすると,警察内部の調査において,新たな不祥事事案あるいは不祥事事案を疑われる点で警察行政の混乱を招くおそれのある行為でもあり・・(警察内部の調査、ないし公安委員会調査は)・・期待できない 』
警察法79条に定める 『苦情申出制度』 における 公安委員会調査そして回答書も信頼できない旨がこの弁護士方の見解です。
そして、弁護士方が関与する 『警察見張り番(神奈川県警)』 も 『神奈川県警に勤める警察官のための存在』・・
他、警察官の非違行為の告発方法はどのような手段があるでしょう。
もちろん、筆頭に思いつくのは・・『報道』でしょう。
しかし、普段は県警からニュースソースを頂く立場の 『記者クラブ・報道各局』 がどこまで真摯に取り上げるでしょうか?
前述の『はなわ氏の歌』で過去、とある民放TV娯楽番組で放送した際 『不祥事だらけの ○○○○○(ピ~音)♪』 と神奈川県警の箇所は ピーと伏せたようです。
現場の記者は“追及”に手を挙げても、各局の幹部はそれを 『封じる』 でしょう。
神奈川県警は事件も他県に比べダントツ多いのです。より特ダネを狙うのに、阻害する『警察不祥事』は、踏みとどまってしまう報道各局、悪しき一面の実態も有ります。
なによりも恐ろしいことは、それを見越している 『監察室』 があることでしょう。
民間人の事件は所轄レベルで情報がマスコミに流れる・・しかしながら、警察官が犯罪行為に及ぶと、『監察室』 から時間を掛けて事件概要の発表 となる事実。
さらに一市民が、警察官の不祥事を“神奈川県警”で告発することが困難といわざるを得ない事実は 『警察不祥事の証拠をマスコミに・・』 と発言が実際存在せずとも、発言ありきで 当該警察官が被害者なる 『脅迫罪』 が成立する・・・見解が存在することでしょう。
それにしても・・聞き伝えられた文言で脅迫された・・で脅迫罪ですか。
伝聞でも耳にしたら、脅迫罪の立件に行動できる判断だそうです・・神奈川県警の管轄では・・少なからず神奈川県警の現場警察官はそのような見解を今でもお持ちの方々が存在するようです。それに付随する弁護士も・・ね。
このような神奈川県警でも、真面目に職務そして真摯に正義果たそうと日夜身を削り、尽くす職員が居るのも事実です。ところが その 『真摯』 までも踏みにじるのが 組織による 不祥事 『隠蔽行為』 ではないでしょうか。
数千いや数万人も居る警察官です。そりゃ、問題発す警察職員も一部居るでしょう。
しかし、組織が認知したらしかりと調査を全うし、処分し、国民に周知すべきではないでしょうか。
一罰百戒 実践せず、コソコソ 非違行為の調査で 『白色探し』 していれば、隠蔽同然。
真面目な警察官までも十把一絡げ 『イロモノ』 『不審の目』 で見られます。
神奈川県警の幹部さん。あなた方は県警の将来考えますか?
それとも自分の立場優先ですか?
『全体の奉仕者として公共の利益のために勤務』 と規程される公務員ですぞっ!
そうそう、身内の非違行為の調査は当該事件関係者による自供だけを元に事実判断するようですな。証拠品など客観的な事実からは精査しない。
刑事事件の警察捜査って、自供だけでしたっけ??? (続く)
(記者: 札幌SS,東京TT,横浜YT)