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松本死刑囚弁護人を戒告
 オウム真理教の松本智津夫死刑囚(53)=教祖名麻原彰晃=の控訴審で主任弁護人を務めた松下明夫弁護士(仙台弁護士会)に対する懲戒請求で、仙台弁護士会は
24日、松下弁護士を戒告の懲戒処分にした。松下弁護士側は、日弁連に不服申立をする 松下弁護士は、松本死刑囚に訴訟能力がないとして期限内に控訴趣意書を出さなかったため、東京高裁などが昨年3月、仙台弁護士会に懲戒請求した。請求を受け、仙台弁護士会の綱紀委員会は同10月、「弁護人の職責
に反した」として懲戒委での審査が相当と議決。その後、懲戒委が審査していた。
 記者会見した仙台弁護士会の荒中会長は「大変残念だ。職責を果たさないとして処分を受けるのは異例で、軽い処分とは考えていない。厳粛に受け止めてもらいたい」と話した。
 松下弁護士の弁護団は「『非行』に当たる弁護活動ではないと主張してきたので、納得できない」としている。
 松本死刑囚の控訴審で東京高裁は、同死刑囚を「精神障害の水準になく、偽痴呆性の無言状態にある」と認めた鑑定書に基づき、「訴訟能力があるのに、期限内に控訴趣意書を出さなかった」と控訴棄却を決定した。
 最高裁によると、裁判所による弁護士の懲戒請求は37年ぶり。松下弁護士とともに松本死刑囚の弁護人を務め、懲戒請求された松井武弁護士についても、第2東京弁護士会綱紀委が5月、懲戒委での審査を求める議決
をし、同弁護士会の懲戒委が審査しているhttp://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4900/news/20070215it16.htm
松下明夫 登録番号22933 仙台弁護士会
仙台市青葉区
仙台第一法律事務所