福岡県弁護士会 高橋浩文元弁護士の巨額詐欺事件で県弁護士会は調査チームを設立
毎日新聞8月8日付
福岡県弁護士会に所属していた高橋元弁護士の巨額詐欺事件で詐欺容疑で逮捕された被害額は
起訴された分は4億7千万円であることが発表された
福岡県弁護会によると昨年1月高橋被告の苦情は約35件あった。同会幹部が高橋被告から事情を
聴いたところ「処理が長引いている」とはぐらかされ懲戒請求に向けて本格的な調査に及ばなかったという
裁判官、検事、弁護士5人の委員によって今回の事件の調査チームを設立して事件の解明にあたるという
なにを今頃になって福岡県弁護士会は調査委員会を設立するというのでしょうか
昨年の1月から、高橋元弁護士の資金繰りが自転車操業になっていて依頼者の預り金や保証金に
手をつけていたことは弁護士会も十分承知でした
今回の調査チームの目的は世間へのパフォーマンスでしょう
調査報告は個人の問題にすりかえて弁護士会には責任がないという方向の調査報告をして
今後は法曹倫理を守りましょうという。誰でもが予想できる内容になるでしょう
おそらく、この調査報告が提出されるのが来年の3月31日です
現在の役員の任期切れの時期に報告して次の会長はなにもなかったように就任します
福島でもこのやり方で逃げ切ってしまいました。
実際、今年も4月に就任した福岡県弁護士会会長は今回の詐欺事件には一言も触れていません
なんか言うべきだと言ったのは私くらいです
任期切れで退任した前の弁護士会会長も当然、何もなかったように自慢話をして退任されています
さて、今回の調査チームの本当の目的は何か?!
それは、弁護士会への検察の立ち入り調査をさせないためです
県弁護士会は昨年から高橋元弁護士の詐欺容疑については知っていたのですから
いつ弁護士会に強制捜査が入ってもおかしくないでしょう
なんとか弁護士会への立ち入り捜査は避けたいと検事や裁判官を入れて調査チームを設立した
ほんとうの狙いはここでしょうというのが全国の良識ある弁護士さんらの見方です
大津市教育委員会のように捜査に入られたくないということなんでしょうね
それよりも被害者の方たちが出した、質問状に答える方が先ではないでしょうか
福岡県弁護士会