東京地裁:元日弁連常務理事に3億円賠償命令
毎日新聞 2013年11月11日
東京都内の不動産会社が、国有地の架空取引で詐欺罪に問われた元日本弁護士連合会常務理事の弁護士、本田洋司被告(80)に対し、別の国有地購入の売買交渉を委任したのに取引が成立しなかったとして3億円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は11日、本田被告に全額の支払いを命じた。本田被告は手付金として受け取った3億円を国に納入したと主張したが、小林久起裁判長は「客観的な証拠がなく、金の所在も不明」と退けた。
提訴したのは渋谷区の「シマダアセットパートナーズ」。判決によると、同社は2011年9月、財務省が所有する東京都品川区の郵政宿舎の土地建物を巡り、交渉の委任契約を本田被告と締結。3億円を支払ったが、実際には取引は成立していなかった。
本田被告は静岡県内の国有地の架空取引で浜松市の住宅販売会社から1億7000万円をだまし取ったとして起訴され、同じ会社から他にも約2億円をだまし取ったとして詐欺容疑で警視庁に再逮捕されている。
読売の記事
詐欺師の弁護士・元日弁連常務理事に3億円の賠償命令が出ました
逮捕容疑となった静岡の国有地の架空取引とは別件です。
弁護士とあろうものが詐欺師グループと一緒になり巨額の詐欺を働いたということです。
この事件に関して東京のジャーナリストから取材を受けました。現在発売中の経済紙(月刊誌)に別件ですがこの詐欺師グル―プの手口が掲載されています。12月になりましたらここでも記事にしたいと思います
なぜ日弁連の役員まで務めた弁護士が詐欺師に加担したのかはまだ警察も発表していません。ひとつ分かっているのは詐欺師グル―プで重要な役をして逮捕された若林鏡水という自称著述業の過去、著述業ではなく国会議員や官僚のスキャンダルを扱う雑誌の編集長だったこと。そこで本田弁護士との接点があったのではないかともっぱらの噂。
この詐欺師グループの手口はだいたい次のようなものです
先兵隊がそこそこの不動産業者に内緒の売り物があるという情報を出す
業者は売主、所有者の存在と売却の意思確認があるのかが最重要です。
間違いないのなら手付金を支払うと約束をする。売主に会わすという約束を詐欺師たちはするが突然、売主に用事ができたとか場所を変えてほしいと言いだす。当日になって売主と会う場所が溜池のキャピタル東京のロビーとなる。詐欺師の好きな場所。そこに出てくるのが若林鏡水先生、ワシはフィクサーで大臣なども面倒をみたというでかい話をしてこの話は間違いないと信じ込ませる。最後に出てくるのが売主の代理人だという本田弁護士。弁護士の名刺とバッジと偽造した委任状を見せれば物件が欲しい不動産屋はころりと騙される。手付金の受け渡しの最後の最後に本田が出てくるというストーリーだろう。この詐欺では所有権移転はできないから騙して取るのは手付金と手数料となる。数をこなせばかなりの金額になる、主犯は本田ではないが本田がいなければこの詐欺は成り立たない。
誘拐事件でも一番難しいのは身代金の受け渡しといわれる。本田は容疑を認めていないようですが弁護士業界始まって以来の大不祥事となることは間違いない。業界始まって以来は今年はたくさんありますが・・・
この事件はこれから、まだまだいろいろ出てきますよ。
本田洋司弁護士(二弁)