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弁護士の懲戒処分を公開しています

「日弁連広報誌・自由と正義」20156月号に掲載された弁護士の懲戒処分の要旨・福岡県弁護士会・徳永 高弁護士の懲戒処分の要旨

 

 懲戒処分の理由は2つ これで戒告とは甘すぎます。


1つ目は事件放置。自己破産事件を2001年に受任し20136月まで放置

いくらなんでも弁護士が事件を忘れるはずもありません。これは破産事件

の時効狙いだったのです。もうこの手は通用しません。

依頼者は7年ほどじっとして、もう破産になったかと思えば、実は時効が中断されていたということで唖然とします。時効狙いをする場合には依頼者にもひとつの賭けですがやってみましょうか、と言えばいいのですが、そんなことを了承する依頼者はおりません、この時効狙いは楽に何もしないで報酬を得られると大勢の弁護士がこの手法を取っています。奄美大島の公設事務所の所長が債務整理事件でたくさんの依頼者にこの方法を取りました。

 

□高橋広篤弁護士(静岡)業務停止1月 懲戒処分の要旨 自由と正義 20155月号

>計18名の依頼者からそれぞれ債務整理事件を受任したが1名については受任時に破産及び免責の申し立ての方法があることに並びに時効待ちの不利益リスクについて説明しないまま、時効待ちの方針で受任し11名については途中から時効待ちの手法を取るにあたり依頼者らに時効待ちの不利益及びリスク並びに他の選択肢について説明せず又は協議を行わず時効待ちの手法を取り15名については十分な説明なく又は時効待ちすべき事案でないにかかわらず時効待ちの手法を取って事件の処理を遅滞した。


二つ目の処分の理由は非弁行為をしたとあります。債務整理事件や過払い金請求事件をNPOなどと呼ばれる団体などが依頼者を集め弁護士に紹介し報酬を得るということです。本来厳しい処分が下されるのですが、なんと戒告です。
東京三会では非弁提携であれば業務停止になります。しかも報酬の80%を非弁の会社に渡すという、情けない話です。20%で仕事するのです。

  

九州では非弁提携は戒告処分です、

□高木紀子弁護士 懲戒処分の要旨 自由と正義 201310月号

氏 名    高木 紀子登録番号        30598

  戒 告

3 処分の理由

被懲戒者は、2007年非弁活動を行っていた行政書士法人からA依頼者の紹介を受けることなどを了解し、依頼者の紹介を受けるようになった。

被懲戒者は2011422日に弁護士会非弁委員会から事情聴取を受け非弁提携の可能性を指摘されたにもかかわらず、その後も2012年春までA法人から依頼者の紹介を受けた。以上

 

      懲 戒 処 分 の 公 告

 

福岡県弁護士会がなした懲戒の処分について同会から以下のとおり通知を受けたので、懲戒処分の公告公表に関する規定第3条第1号の規定により公告する

1 懲戒を受けた弁護士

氏 名          徳永 高   

登録番号         20980

事務所          福岡市中央区六本松 

             高木高法律事務所 

           

            

2 処分の内容      戒 告

3 処分の理由の要旨

(1)被懲戒者は20016月から9月までの間A,B,C,及びDから自己破産申立事件を受任し財団法人法律扶助協会の援助決定を受けたがいずれも20136月頃に所属弁護士会に対し事件処理が遅れていることを自ら相談するまで自己破産申立てを行わなかった。

(2)被懲戒者は2013年春ごろ非弁活動を行う株式会社Eとの間でE社が被懲戒者に対し依頼者を紹介するなどし被懲戒者は依頼者から受領する着手金及び成功報酬の80%をE社に払うことで合意し同年712日から同月26日までの間、E社から依頼者6名の紹介を受け上記依頼者から合計180万円の着手金を受領し上記合意に従ってその80%をE社に配分した。

(3)被懲戒者の上記(1)の行為は弁護士職務基本規定第第35条に違反し上記(2)の行為は同規定第11条に違反しいずれも弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。

4処分が効力を生じた年月日

201532

20155月1日   日本弁護士連合会

  

弁護士職務基本規定

(非弁護士との提携)
第十一条 弁護士は、弁護士法第七十二条から第七十四条までの規定に違反する者又はこれらの規定に違反すると疑うに足りる 相当な理由のある者から依頼者の紹介を受け、これらの者を利用し、又はこれらの者に自己の名義を利用させてはならない

(事件の処理)
第三十五条 弁護士は、事件を受任したときは、速やかに着手し、遅滞なく処理しなければならない。