証人威迫、弁護士に有罪
弁護人を務めた事件の公判で、被告に不利な証言をしないよう証人を脅したとして証人威迫罪に問われた元検事で弁護士湯沢昌己被告に東京地裁は6日、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。 杉山裁判官は「裁判の適正な運営を阻害しようとした悪質な犯行。職業倫理が鈍麻していたと言わざるを得ない」と非難。一方で「事実を認め反省している」と執行猶予の理由を述べた。
判決によると、売春防止法違反罪に問われた●●被告=公判中=と共謀し、昨年11月、事件の証人に「あなたの警察官に対する虚偽供述で損害を被ったので訴訟を提起した」とする書面を郵送して脅した。
弁護士自治を考える会
起訴時点に報道 2015年12月23日
証人威迫罪で弁護士を在宅起訴 11月に違法取り調べ立証
東京地検は22日、証人威迫罪で、住所不定、無職、●●被告=売春防止法違反罪で公判中=(38)を追起訴し、●●被告の弁護人を務めた埼玉県朝霞市の湯沢昌己(しょうじ)弁護士(50)を在宅起訴した。
起訴状によると、2人は共謀し、11月3日ごろ、●●被告の公判で出廷予定だった証人に「あなたの虚偽の供述で逮捕などの損害を受けた」として200万円の損害賠償を求める訴えを起こすとともに、「警察官から脅迫などを受けて虚偽の供述をしたのなら訴えを取り下げる」とする書面を送りつけたとされる。
湯沢被告は平成7年に検事任官し22年から弁護士。11月には別の被告=詐欺罪などで東京地裁で有罪判決=の控訴審で、警察官と被告の会話を録音したデータを示し、「警察官が利益誘導で虚偽の自白を引き出した。違法な取り調べだった疑いがある」と主張。東京高裁はこの主張を認め、審理を地裁に差し戻した。
サンケイ
ゆざわ しょうじ
湯澤 昌己
登録番号 42154
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1965年生
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男性
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2010年
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岡田法律事務所
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〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-16-3 第一ミネギシビル3階 2016年今年の逮捕者・起訴・判決を言い渡された弁護士
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