日弁連広報誌「 自由と正義」 写真は1月号
〔自由と正義〕5月号が東京より3日遅れで本日京都に配達されました。
二課長~ 安心してください。入ってましたから(ポストに)!
今月は7人の弁護士の懲戒処分の要旨が掲載されています。
本日は一覧です。
① 中村潤一郎 19372 大阪 戒告 処分日2月1日
裁判の公正、適正な手続きをしなかった
② 莊 美奈子 28889 東京 戒告 処分日2月3日
依頼者への支払い金の遅延、連絡せず等
③ 安田 修 19022 二弁 戒告 処分日2月4日
怠慢な事件処理
④ 野中信敬 20610 二弁 戒告 処分日2月4日
事件放置
⑤ 蓮見和也 25314 二弁 戒告 処分日2月4日
事務職員の不適切な監督他
⑥ 本多克宇 33222 愛媛 戒告 処分日2月16日
相手弁護士との約束不履行
⑦ 大塚和成 26914 二弁 退会命令 処分日2月22日
相手の意思に反して性行為をした。
大塚弁護士以外はすべて「戒告」です。後日お一人お一人処分の要旨を記事にしますが、なぜこれが「戒告」ですか?という内容ばかりです。二弁が4人処分されていますが、退会命令以外の弁護士の処分も業務停止が出てもおかしくないものです。
□ 2016年2月29日弁護士登録数 37736名 最新登録番号53720
□ 登録取消情報の中から(40名)
2月9日 本河一郎 25316 二弁 法17条3号 退会命令
2月12日 弁護士法人リ・ヴァース法律事務所 一弁 解散
(宮本孝一元弁護士の一人法人 代表弁護士が登録抹消のため)
〔自由と正義〕5月号では2015年度の日弁連会長、13名の副会長、事務総長の会務報告が掲載されています。
その中から不祥事に関する記述のみお知らせします。
春名一典前事務総長 2015年会務報告(15ページ)
⑬ 弁護士会・日弁連の発展
弁護士自治に関する外からの批判に備える必要があり、綱紀、懲戒制度については迅速化のための抜本的な改革が必要であること・・・
村越進前日弁連会長 2年間を振り返って
日弁連市民会議(10名の委員)による報告が投稿されています。弁護士の不祥事、懲戒処分についての記載はありません。
13名の副会長の退任挨拶の中から弁護士の不祥事に触れた記述
伊藤茂昭(東京)
2014年に引き続き市民窓口、紛議調停と懲戒手続の運用をテーマに二つの
全国協議会を開催しました。一方、不祥事の被害者の救済制度のひとつである依頼者保護給付金については議論を重ね、要綱仮案を作成し次年度に引き継ぐことになりました。
吉田茂(香川)
弁護士の不祥事は後を絶たず日弁連及び各弁護士会による個々の弁護士の監督に対し社会の批判を招いています。
弁護士自治について考えてみてください。
他、一弁、二弁、茨城、群馬、大阪、奈良、愛知、山口、大分、仙台、札幌の副会長は弁護士の不祥事については触れず
6月号には単位弁護士会長が1年を振り返ってという手記を投稿されます。逮捕者を出した弁護士会の会長はどう言うでしょうか。それとも何も言わないのでしょうか
6月号にご期待ください。