給料安い、社保なし、残業代なし、セクハラ、パワハラ付き!
全法労協アンケート
法曹関係の事務所に従事する事務員さんが加入する労働組合があります。全法労協は法律事務所、司法書士、税理士他の事務所に勤務する事務員さんパラリーガルさんが加入する労働組合です。「全法労協」労働状況についてのアンケートが公表されました。
http://www.hou-kan.com/tayori109.pdf
世間の人は法律事務所ですから、給料、賞与、年休、等々、労働環境や働きやすさの最先端を行っているのではないかと思います。法律事務所でパワハラ、セクハラなどありえないと思いますが実態はちょっと違うようです。
弁護士は外では、働き方改革だ!高プロ反対!給料上げろ!休み増やせ!など運動をしているようですが、驚きのアンケート結果です。(全法労協のHPからいくつか興味深いものを書きます)
社会経験もないのに、経営者になって事務員の指導もできない。上に立つ者としての資質、才覚がまったくない。業務は付箋に記入もしくはプリントアウト。一度も弁護士と世間話などをしたことがない
法律知識以外は小学生並、弁護士(平成24年開業、弁護士歴7年くらい40歳)として信頼、信用皆無です、指導する機関はないのか
弁護士として資格を有しているかもしれないが、一般常識やモラル・相談者への話し方(表現方法)などが一般から著しく離れている。相談者が何を聞きたいのかまったく想像することが出来ていない相談者はもちろん法律的な助言を求めて相談されるが、多くは法律的な言い回し表現より心情的な助言を求めて相談にいらっしゃる場合が多いと感じる、そこに弁護士との温度差があり、よくわからない法律用語を並べられ委縮してしまい、詳しく聞くことが出来ずに帰って行く場合がとても多い(略)一般常識や心理相談のスキルも身に付けるべきではないか。(略)
法律を駆使したパワハラ(無視・仕事を与えないという形で追い込む)のはやめてほしいです。本人は「能力の低い奴に当然のことだからパワハラではない」と言っています。当方公設事務所で、任期ごとに弁護士が変わるのですが、年々質の低下が進んでいるように思います。昨年は手当等を一気に5万ほど減らされたので生活も苦しいです。弁護士も若さのせいか、ちょっとついていけない部分もあります。
折り返しの電話を依頼しても、くれないので困る
法律事務所でパートとして働いており月給10万円ほどです。現在は実家暮らしなので生活が成り立っていますが、本当は一人暮らしをして自立したいと思っています。ですが今の給与では一人暮らしは無理です。将来的に正社員雇用を検討して下さると雇用主から話がありましたが、具体的にいつ頃、どのような条件でなのかは不明です。経済的に自立できる程度の給与はいただきたいです。法律事務所は全体的に給与が低い業界だと感じています。業務内容として守秘義務が求められますが、そのわりに給与が低いと思います、次の就職先もなかなかないと思うので、不安である。
弁護士の増員によりどんどん仕事が減っている、当然事務所の売り上げも減っている、当方弁護士がいつ「辞める」というか分からず、びくびくしている(以下略)
弁護士にこんなに悩んでいるのだと届けてください「売上げがないものは出せない」という理由で、売上げを出す努力もせず、年収に変動があり不安でいっぱいです。退職金制度にも入れてもらえず、何の保障もありません。そんな中労働条件を扱われると、私たちにも得る権利はあるのではないかと、担当事件を放棄したくなります。昇給1000円なんて子どものおこづかいにもなりません。
弁護士が病気(インフルエンザ・風邪等)の子供を連れて来て、事務員に面倒をみさせる。労働条件にそのような業務は明記されてないうえ、感染病がうつるのが怖い、どこに相談したらよいかも分からず我慢するか、自分が有休休暇を使って休むしかない。実際には休めないので、我慢している。
難しい試験に合格し、立派な職業に就いているからといって、根本的にその他の人々を見下すのは間違っていると思う。勉強ができた=(イコール)人格者ではない。
雇用主の公私混同が多すぎる!雇用主の母親の世話をさせられたり、雇用主の使用を頼まれたり、仕事以外のことをさせられることが多々ある、雇用主の機嫌が悪いと事務員につらくあたる。休暇がほしいと申し出れば、なぜ休むのか、休んでどこにいくのかと、事細かくプライベートのことを聞いてくるので休みがとりづらい。事務員のプライベートのことに首を突っ込むのはやめてほしい!
依頼者と弁護士の板挟みになり弁護士が対応したくない人の対応をさせられたりふることがとても苦痛、前回言っていたことと今回言っていることが全く違うのは困る。新人弁護士の指導を丸投げにする。事務局では教えることの責任もとれないので困る(以下略)
まれに居る。士業という立場を振りかざして高圧的な態度をとる方は、自分の対応をもう少し考えてほしい。
依頼者から何度か電話があってもかわらない(居留守)折り返してくれないので、依頼者からちゃんと弁護士に伝えているのか、と怒られることが多々あり、事務員には非がないのに責められて、嫌な気分になる。
パラリーガルは専門知識を要求される割に「事務員」という言葉のせいで給与や待遇を軽視されがち、はっきり言って、要求される仕事のレベルと給与が合わな過ぎる。また事務所によってはコピー、お茶くみだけの場合もあれば、細かな書面・資料の作成とレベルのばらつきがひどい。下に合せて「事務員というのは、事務するだけの存在」だから給与は安くても仕方ないみたいな考え方はやめてほしい。
勤続5年を過ぎても賃金の引き上げ昇給もなにもなく、いいかげん頭にきたので「転職を考える」と言ったところ少し賃金を上げてくれた。弁護士(ボス弁)は社会経験なしに現在の仕事をしているため、ハッキリ言うべきことを言わなければ何も変わらないことが分かったので、これからはいろいろ意見を出そうと決意した。
雇用主が皆70を超えたので、いよいよ雇用不安が高まってきました。ここまで続けられてきたことには感謝しかありませんが」、、、いえ昇給は10年以上ないのでそこは不満、(中略)事務所のたたみ方講座があったら受講したいです。
厚生年金と中退共に加入してもらえません。東京弁護士会から「任意であるものの厚生年金に加入するように」というFAXが来ていましたが無視してゴミ箱に捨てられていました。
社会保険に加入してほしい、昇給の条件を明確にして欲しい。
事務局部長よりパワハラ発言がありそれが波及し事務員全員で代表弁護士にSOSの嘆願書を提出したのですが、何も改善されずうやむやにされています。それだけでなく事務員全員が加害者かのような扱いをしてます、監視がさらに強まったり弁護士の都合に合わせた規程が追加され、労働環境がますます悪くなっています、事務員みな、精神的にも肉体的にも疲れ果てて」)体調を崩す者が多くでています。このままこの事務所はますます労働環境が悪化するのではないかという不安から記載しました。
弁護士という職業では仕方がないのかもしれないが、常に事務員の方がキャリア等の有無に拘わらず立場が下であり、事務員の労働環境改善のための意見が無価値化、もしくは価値の希薄化されていることに疑問を感じる。立場・意見の水平化のため司法修習の際に法曹関係者以外の講習等を取り入れ、一社会人として事務員をはじめとした人間との接し方を学んでいただきたい。
弁護士1名事務局1名のため意見等を言いにくい、給料は今後も増えないと思う。入った時からあまり変わらない、これは入るときには分からなかった。
弁護士の子供が事務所によく来る、その帰りに弁護士と子どもで夕食を食べた飲食代が経 費となる、接待交際費の飲食代は、ほぼ友人家族との飲食接待することはない
自由法曹団系の事務所で対応の悪さが神奈川でも聞こえてきている。民主的を謳ってる弁護士がこれではまずいのでは
生活が苦しい、業界が厳しいと言いながら、(弁護士は)毎年家族旅行で贅沢をしているのを見ると、経済的に子どもを持てない私の人生って一体なんだろう、何のために仕事をしているのか、悲しくなる。そもそもこのアンケートを見ていないのがとても腹立つ。いつか爆発して弁護士に対して手が出そうで怖い。
弁護士が高齢になり私の給料が高く払えないと言われ、数年前から賞与もなく、年収は半額以下になった。自分(弁護士)は多額の貯蓄がある。収入が多い時にも事務員の給与は抑え収入が減ると事務員の給与は下げ、自分たちの暮らし向きは変わらない、弁護士が清貧などというのは幻想だし、高潔な人々でもないと長年勤めていて判りました。
お昼休みも結局電話対応や窓口業務等で落ち着いて昼食も取れない毎日です、何度か上司に提案しましたが話をすりかえられて進みません。上司がパソコンでいかがわしい動画をみているようです。不快です。これもセクハラではないでしょうか、しかし他の人には言えずいやな思いをしています。
弁護士として労働問題をあつかっているにもかかわらず、就業規則もないし社会保険にも未加入、3年後に加入すると言ったのに3年経過、4年経過あげくには今さら加入しても仕方ないでしょう、と言われた、忙しくて時間がないと言い訳された。弁護士が3人おりフルに受任しているが事務員は2人。処理できないのに新採用ないである。給与も数年昇給なしなのに弁護士自身は節税対策ばかりしている、弁護士会の役員もしているのに、自分の事務職員に対しての福利厚生が雑すぎる。
仕事とプライベートが混同、仕事中でも携帯でゲームをしたり、電話をしたり(仕事の電話ではなく)女性等とLINE等の連絡するなどしている。事務員が分からないことがあって聞いても答えが“そうじゃないの”等。なんら答えになっておらず、そのことに問うと怒り出すのでモラハラ状態である事務所にいるときの受け答えと外の受け答えにちがいがありすぎますが事業主がその態度では事務所の雰囲気がいいわけではありません。また既婚者にもかかわらず、相談者に声をかけ恋仲になったりと女性に関してもだらしない方です。
弁護士は社会経験が無い為か非常識な面が多々見受けられる。弁護士のミスおよび未着手による余計な仕事が増え、事務局がとにかく振り回される。きちんと教育する場を設けないと弁護士本人にとっても不幸である。
6月に所長弁護士が外車の新車を購入、その後7月の賞与が半月ほど遅れたうえ(12月の賞与も半月ほど遅れた)5万円も減額された。減額理由は経営状況が良くないためとのことだが、外車購入後に言われても全く理解できない。個人経営、家族経営のため所長や一族のお金の使い方は経営に全く関係ないと言えない。上記外車購入以外にも、普段の食事も贅沢、切り詰めた結果のやむ負えない減額なら仕方ないが、そうでもない、他にもっと節約する場面が多々あるが、それらは改善せず最終手段と思う減給を先にやることに怒りを感じる。ただ、経営状況は確かに良くないのか、私の怪我の保険金(4万2000円)を会計処理がうまくできないとか、お見舞金規則がないとかで(そもそも就業規則がない)私に1円もくれず、全て事務所の収入にされてしまった。そんなに厳しいのなら、友達のノリで入れてしまったものの全く働いていない元裁判官の老人弁護士を引退してもらえばいいのに…理不尽
売上が悪いとの理由で賞与をカットされ3年になる。しかし弁奥(弁護士の妻)が経費でブランド物を購入しているのに社員への給与が払えないと言われるのは納得がいかない。
大阪弁護士会の総務課(6F)の方々の多くが不親切で、特に23条照会は愛想も悪いし口調もきついのが気になる、カウンターの前に立っても顔を上げず、声を掛けることもしてくれない方が多いのです。こちらとしてはどの窓口か迷っていたり、離席中の場合、誰に声をかけて良いのかわからない場合がある。
依頼者へ連絡をしないので長期化している案件が増えていく一方である。
まだまだ、事務職員の方々がアンケートの答えを書かれていますので、HPをご覧ください。事務員さんは待遇改善、給与の昇給、社会保険の加入、セクハラ、パワハラ、モラハラの禁止等々を訴えておられます。日弁連の皆さま、弁護士会役員の皆さま、事務員さんの窮状を救うこともできなければ社会の窮状、社会正義の実現などできないと思います.
パラリーガルさん事務職員さん頑張って下さい。