判決文偽造の弁護士有罪

離婚訴訟を放置、大阪地裁

 離婚訴訟の判決文を偽造し、依頼者に渡したとして有印公文書偽造・同行使罪に問われた大阪弁護士会所属の弁護士鈴木健介被告(41)=神戸市東灘区=に大阪地裁(長瀬敬昭裁判長)は17日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 公判で被告は起訴内容を認めた。検察側は、被告が依頼者の離婚問題を担当し、婚姻費用分担の調停が不利な結果に終わったことで自信を喪失、訴状を裁判所に提出しなかったなどと指摘した。

 判決によると離婚訴訟の提訴を放置、2013年~16年に5回にわたり大阪家裁岸和田支部や大阪高裁の判決文を偽造し、依頼者に渡したとしている。

引用 共同https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019071701001090.html