弁護士自治を考える会

 

日弁連を変えよう!市民のための司法をつくる会
という弁護士のみなさんの新しい会ができました。市民のための司法とありますが、市民のためではなく弁護士が業務をしやすいよう、働きやすい環境をつくろうというのが目的にみえます。

 

「ともに日弁連を変えよう!市民のための司法をつくる会」設立総会実施
投稿日: 2019年6月12日
2019年6月8日、東京・お茶の水の「連合会館」で「ともに日弁連を変えよう!市民のための司法をつくる会」(略称「変えよう!会」)の設立総会が開催されました。

http://change-nichibenren.com/?cat=14

http://change-nichibenren.com/?p=357

 

日弁連を変える会の目標

法テラスに関しては、本気で国から予算を獲得してもらいたい。忖度しないで、国の厚かましいやり方を変えさせないといけない。

・給費制を復活させるように政府に迫っていく力を結集してほしい。

・会長が先陣を切って動くことで、変革の芽が出て、繋がっていくことになる。実現可能性が乏しいとか言って尻込みしているのではなく、実現に向けて動くべき。

・修習貸与金が支払えない。来月まで弁護士をしているかわからない。会務は一切しないので、他の若手の状況はわからないが、厳しい現状。

・国選弁護だけでもある程度の件数を受ければ弁護士としてやっていけるようにするべき。持続可能な制度にするように改善を求めていくべき。

・給費制、谷間世代問題について、最近の日弁連執行部は酷い。いないほうがまし。あまりにも不合理。

・情報が委員会や対策本部には降りてこない。日弁連は関連委員会や単位会の意見を聞いていない。

・厚顔無恥な人たちがいまの日弁連主流派を動かしている。これを変えないと。

・弁護士資格が単なる資格にすぎないという風潮、弁護士自体の変質に抗しなければならない。

・日弁連がこの数年、ほんとうに官僚化している。

・法テラス償還金の準生活保護免除について、書式を法手テラスのHPに記載させることすら日弁連の総合法律支援本部は「ハレーションを起こすので止めた方が良い」などといって動かなかった。ところが、法テラスが混乱しないようにと自ら書式をHPにアップしたということがあった。なぜ日弁連がそこまで忖度するのかわからない。

以 上

弁護士職務基本規程の改正に反対を表明(守秘義務違反改正・法令違反阻止の説明義務)
https://i1.wp.com/change-nichibenren.com/wp-content/uploads/2019/08/2019-08-06_141658.png

これについては、当会は守秘義務とは、弁護士が業務で取り扱った内容を含むと考えており基本規程改正に賛成の立場です

 

日弁連を変えよう!の会の顧問は宇都宮健児元日弁連会長、そして当時の事務総長の海渡雄一弁護士、この時期に司法修習生への給費制から貸与制に変更された時でした。

日弁連を変えようということは、日弁連会長選挙に候補者を出す、あるいは会が支持を表明し会の要求が実現できるようにするのが目的か?

>厚顔無恥な人たちがいまの日弁連主流派を動かしている。これを変えないと。

宇都宮会長時代もけっこう厚顔無恥ではなかったでしょうか? 給費制を貸与制に変える法務省の委員会の審議(法曹の養成に関するフォーラム)で、多くの司法修習生がアンケートに答えましたが「飲み代が必要」という回答が多く委員が激怒したことも。民主党政権で枝野幸男氏、亡くなった仙谷由人氏二人の弁護士が強力な力を発揮していた時代でした。

宇都宮体制以後、いわゆる左側の陣営が日弁連会長になることはありませんでした。

法テラスの報酬アップを公約にして全国の弁護士の票を取れるでしょうか?