日弁連2022年度（令和4年）役員就任公告・4月1日付官報　会長・副会長

4月1日付官報にて日弁連役員就任公告が掲載されました。

小林元治　（東京）登録番号17609　小林、福井法律事務所　平成28年東弁会長、日弁連副会長　派閥　法友会

毎年、副会長にどういう方々が選ばれるのか興味を持っています。

日弁連会長の登録番号は17609ですから、この番号より先輩の弁護士は副会長には出てきません。2年前大阪弁護士会会長が副会長に就任したときだけ荒中会長より先輩でした。当時、大阪は横領容疑で弁護士3人が逮捕されました。前代未聞の不祥事でしたが日弁連会長の不祥事のコメントはありませんでした。先輩に対し遠慮したのでしょう（推測です）3人の逮捕者を出しながら日弁連副会長の職を辞さなかった大阪弁護士会会長も立派といえば立派。

今期の女性枠は秀島ゆかり弁護士（札幌）矢倉昌子弁護士（大阪）、所属弁護士会役員でもなく、また同じ弁護士会から二人の副会長は普通はありませんからおそらく女性であれば日弁連副会長に成れるという制度の枠でしょう、そのうち、LGPT枠もできるのではと予想しております。

東弁、一弁、二弁、大阪は必ず所属弁護士会の会長になった方が日弁連副会長に就任します。

他の会は必ずしも弁護士会長が日弁連副会長に就任するとは限りません。

東弁や一弁とは違い毎年副会長が回ってくるとは限りません。地元の実力者や元会長が副会長に就任することが多く、若い弁護士に会長をさせて自分は日弁連副会長に就任する。所属弁護士会長の肩書だけでは叙勲にはなりませんが日弁連副会長であれば7～8年経てば勲章をいただけます。日弁連副会長を譲った弁護士会長は理事に就任しています。日弁連の実際の実務は理事が動かしているのではないかと思います。

滋賀県弁護士会は今年も女性弁護士が会長に就任しました。3年連続ではないかと思います。今期の会長は森野有香弁護士　登録番号29533　森野法律事務所、今年も日弁連副会長にはなれず理事です、滋賀県のように会員数が少ないとなかなか副会長になれません。女性の地位向上に頑張っている弁護士会がいつかは日弁連副会長になっていただければと思います。

栃木県弁護士会の副会長に登録番号42124　2010年登録　が就任されまし。田村信彦弁護士、所属事務所が宇都宮中央法律事務所澤田元会長の事務所ですから地元では有名です。42124と若手ですが、5年ほど経てば会長になられるのではないかと・・・

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