【矯風会ステップハウス】DV防止、保護命令申立 ハンドブック(3)申立を決めたら

矯風会ステップハウスDV防止、保護命令申立 ハンドブック(2)保護命令の効果

【矯風会ステップハウス】DV防止法、保護命令申立て=支援のためのハンドブック(1) 保護命令 

このハンドブックは一般用ではありません、NPOなどの職員、支援員の養成のためのマニュアル本です、相談に来た女性にあなたの夫はDVです。早く逃げましょう、人身保護命令を取りましょう、NPOと提携する離婚弁護士へ上手く取次ぎするためにまとめられたものです。
【矯風会ステップハウス】DV防止、保護命令申立(4)

申立書のつくり方 

陳述書くほうまとめやすい。 

ページ保護命令発令ケースもとつくっです。 

保護命令立て支援するとき被害初めてDV被害振り返る経験する立ち会うことあります。 

言葉話すこと経験整理ていきます途中さえぎったり無理聞き出そないくださいあらかじめ提供できる時間伝えおくよいでしょ。 

たいへん経験くぐり抜けまし被害よく理解共感聞くこと必要ですショック受け辛い体験記憶なか閉じ込めることなんとか生き抜い被害多いです。 

安心話しできる実感する立て必要記憶ふっと甦ることあります。 

最初陳述をまとめます次に申立作成ほう記入やすい思います。 

暴力直後身体残っいるよう陳述あまり力点置く必要ありせんが時間経過いるとき複数保護命令申立する陳述大切証拠なります。 

陳述あとで弁護士相談する調停理解求めるために使えます。 

記入するときは鉛筆使っ書き読み返し修正たり加えたりできるようます裁判所提出するコピーもの使います手元必ず一部残しおきます。 

印鑑完成陳述申立コピーあと押すようください。 

陳述分量目安3くらいまで長く5以内収めましょ。 

申立当日裁判官短時間通します事実把握するためにはあまり長すぎないほういいです。 

など数字記入ましょ。 

子ども年齢家族行事社会ニュースなど記憶たどる手がかりなります長い経過ある簡単年表下書きメモとして作る思い出しやすいです日時特定できないとき多いですその場合◇◇(ころ)書きます長文ない年月日沿っ箇条書き近いまとめる経過分かりやすくなります

暴力脅迫受けこと中心書きます。 

文章多少文法に問題あっかまいませ経験事実本人言葉表現いれいいです支援入れすぎないようつけましょ。 

例 文

陳 述 書 

前  〇〇   生年月日  年 月 日

(暴力脅迫など中心体験こと経過沿って書きます誰が ~ でもいいです 言い具体記入ます言っこと「 入れましょ。 )

200719新年一緒生活始めこの結婚出しまし。 春頃、 態度変わっ自分考え押し付けるようなり、言うとおりない表情ガラッ変わっきか なくなっしまったり怒鳴りつけたりするようなりまし。 4上旬 妊娠具合悪くなっなっいる仕事いる怒鳴り始め洗濯けとばしティッシュ投げつけまし不機嫌なるとても険悪雰囲気なり怖いので怒らないよう遣うようなりまし。 

8ころ 夕食最中実家たら突然怒り出して そんなにいいなら実家行け怒鳴りなんで怒る解らない言ったら叩きまし手元ポット倒れ熱い飛び散りましショック真っ白になっ詰まかそうになり身体震えまし泣いたらもっと怒り出しうで詰めこらえまし情けなく怖くみじめ気持でしこのから帰宅時間近づくいつも緊張どきどきするようなっまし。 

2007108生まれまし実家あまり体調よくないのに手伝い 7時半くれましないのでびっくり自分できることは自分やったら言いましそんなことだからこいつまとも作れない怒り出し ました挙げそう不安なりまし。 

☆ なぜ加害者が暴力をふるったのか、 その理由・原因についてはあまり詳しく記入しません。

本当理由加害本人分からないこと多い申立書い理由うじゃない相手方から反論出される暴力有無関係ない争点増えまっ審理長引くおそれあります書くすれ理由よりきっかけ書きます。 

例えば理由分かりませいつもよう些細こと怒り出しでも大丈夫です。 

☆ 長年被害受け続け場合繰り返さ出来事うちいくつ詳しく書いて こうしたこと繰り返さまとめいいです。 

加害言葉なるべくそのまま「 くくっ書きます被害にとってあまり思い だしたくないくくっ書きます被害にとってあまり思い 出したくない侮辱する言葉攻撃的な汚い言葉多いです裁判官状況理解するため効果です特に脅迫言葉なるべく書いおきましょ。 

☆ 携帯電話で撮った写真も証拠として使えます。 

日付入っいるもの被害写っいる写真強い証拠なります。 

もし被害加害に対して反撃立ち向かったり負傷ことあればそのこと陳述書いおきます。 

裁判官審尋とき加害から初めてそうした事実聞く改めてまた被害面接事実確認するなど時間がかかるがあります被害にとって都合いと思える事実あっ最初から率直書いいる陳述内容信頼できる ものなります。 

から避難するとき相談窓口協力泊まっなど詳しく書く必要あり加害陳述読ん避難について何らかの手がかり得ることなら ないよう注意ください。 

例文(続き)

このころからセックス求めそんななれ拒んまし腹を立て食わしやってるなら置い行け怒鳴ったりまし。 

2008111いつもよう細かいこと怒り出しテレビリモコン10時頃投げつけまし振り払お手の甲当たり腫れ赤くなりその後青アザなりましとてもくやしく携帯電話写真撮っおきまし。 

3月20は娘を実家連れ行き帰り少し遅くなりまし予定の夕方6より早く帰っこんな時間まで怒鳴り 悪口まで言いまし寝かしつけから言い合いなりました自分気持抑えきれなくなっつかみかかりけれどもとてもかなわなく手首押さえられ身動きとれなくなり悔しく止まりませでし。 

529ねちねち嫌味こと言い出し我慢ができなく 1なかもう行く部屋眠っ行こまし追いかけつかける張りまし倒れたら太もも蹴りまし完全キレふざける聞こえるよう大声怒鳴りまし。 

恐がっ泣き叫ん怒鳴り続けまし。 

62痛みあっので病院行っ診察受けまし65こんど暴力振るわたらどんなひどいことれる分から 9時半 ない思い仕事行っ連れまし。 

 

次は 申立書に記入していきます。 

各地裁判所それぞれ申立作っます被害置か状況配慮易いものあれ余裕あるかなり難しい様式なっいるものありますどこ裁判所用紙使っ立てかまわないことなっます。 

この申立各地裁判所用意いる申立参考ものです。 

住所住民住所避難する加害者と共に生活場所住所すれいいことなっます

避難居場所加害絶対秘密ます。 

☆退去命令は 「相手方と生活の本拠を共にしているとき」という条件があるので、完全に別居状態のときは使えません 

避難中の場合避難長期いるときページ現在生活状況現在同居いるますそしてから避難いる記入ます。 

裁判官は、 接近禁止命令より退去命令の発令を条件を厳しくする傾向にありますしかしDV接近禁止同じ要件発令れることなっます。 

退去命令残し荷物引き取るためだけ発令れるわけありませ被害名義被害名義加害居座っいるあります。 

引越しできない事情あり加害入居施設利用いる加害危険高いこと考慮繰り返し発令まし。 

在宅被害高齢介護転居困難あるなど事情考慮れる 可能あります。 

電話禁止命令被害本人接近禁止命令同時に申立する既に接近命令発令いるとき立て可能です。 

この命令についてなぜ必要別に主張ない接近禁止命令発令される要件発令れることなっます。 

収入印紙円  保護命令申立申立直前貼りましよう 

日  押印ない 

〇〇 地方裁判所 御中 

申立人 

○○ 

○○ 

当事者表示 

申立人 

住所    ○○○ 

避難いるため現在居所相手方知らたくない場合直前住所記入ます 

方 

住所 ○○○ 

()退去命令 

保護命令 () について裁判求めます 

命令効力生じから起算2月間申立と共に生活本拠いる住居から退去せよ相手方この期間前記住居付近はいかいならない。 

(○) 接近禁止命令 

命令効力生じから起算6月間申立住居 (相手方と共に生活本拠いる除く以下おなじ) その他場所申立身辺つきまとい申立住居勤務その他通常居る場所付近をはいかいならない。 

(○)電話等禁止命令 

申立に対して接近禁止命令効力生じから起算6月間行為ならない。 

1 面会要求する 

2 行動監視いる思わせるよう告げるまたこのこと申立知る状態する 

3 著しく粗野または乱暴言動する 

4 無言電話または緊急やむをえない場合ないのに電話ファックスメール連続して送る 

5 緊急やむを得ない場合以外午後10から午前6時の間電話ファックスメール送る 

6 汚物動物死体など著しい不快嫌悪感じさせる送るまたこのこと申立知る状態する 

7申立人名誉傷つけること告げるまたは名誉傷つけいる申立知る状態する 

8 性的羞恥心害すること告げるまたは性的羞恥心害しいること申立知る状態羞恥心害する文書図画その他送るまたは申立それ知る状態する。 

接近禁止命令親族接近禁止命令被害本人接近禁止命令同時に申立する既に接近禁止命令発令いるとき立て可能です一緒避難成人について親族接近禁止命令使います

電話禁止命令違っそれぞれ発令必要する理由申立主張するこ なります。 

一時避難いるとき一時避難状態長期いるとき現在の生活状況現在同居いるから避難いるという記入ます。 

☆ 事実婚の関係は、証明が必要となります証拠としてようもの考えられます。 

例えば 住民票 

結婚式など招待知人事実伝え手紙 

親族行事 (葬儀など) 写っいる集合写真 

家計一緒営まこと示す光熱領収銀行口座など 

加害被害苗字使っ作っレンタルビデオカード事実証明役立っことありまし。 

再度保護命令申立2記入前回申立内容 (暴力被害内容)そのまま使えますそしてそれ加え保護命令発令相手方言動その 保護命令発令必要する現時点理由 (この申立8の項目)申立 主張ます。 

(○)子への接近禁止命令 

命令効力生じから起算6月間住居 (相手方とともに生活本拠している住居を 

除く以下同じ) 就学する学校その他場所身辺つきまといまたは住居就学するその他通常居る場所付近はいかいならない。 

(○) 親族などへの接近禁止命令 

命令効力生じから起算し6月間親族など住居(相手方とともに生活本拠いる住居除く以下同じ) その他場所親族など身辺つきまとい親族など住居勤務先その通常居る場所付近を徘徊ならない。 

立て理由 

相手方関係 

1 相手方同居始めは ころです。 

()結婚(婚姻出しです。 (  )婚姻出しませが  年 ころから 

2()相手方現在同居ます。 

内縁関係なっます。 

避難相手方現在居所知らたくないとき( つけ記入ます。 

 年から自宅以外場所避難ます。 

は () 住民移しませ。 (  ) 住民票移します。 

(  )住民閲覧制限ます。 (  )は  年  月  から別居ます。 

★ 別居の場合は退去命令の申立はできません 

(  )住民移しませ(  )住民移しまし。 ( )住民閲覧制限ます。 

3 相手方と  年  月  離婚(内縁関係解消) まし。 

すでに発令保護命令とおりです入れます。 

 

発令年月日  年  月   日 

事件番号    裁判所  成  () 第  号 

退去 接近禁止 

電話禁止

接近禁止 

親族など接近禁止 

発令年月日  年 月  日

 

事件番号   裁判所   成  ()第   号 

退去

接近禁止 

電話禁止

接近禁止 

親族など接近禁止