弁護士自治を考える会

弁護士の懲戒処分を公開しています。

(書庫)刑事事件で弁護人が接見に行かなかった懲戒処分例
日弁連や弁護士会は冤罪事件を防げと声高にいいます、警察、検察の責任のようにいいますが、実際は弁護人が接見に行かない。容疑者(被告人)からの手紙にも応じないと内容の懲戒処分が数多くあります。
疑者、被告人が無罪と主張しても聞く耳持たず。冤罪事件は弁護人、弁護士が起こしているのではないでしょうか!
日弁連は接見に行かなかったことなど重要視していません、
無罪を訴えていた被告人の接見に行かなくとも処分は戒告です。
処分の要旨はほぼ同じです。
また処分もほとんどが戒告です。
書庫は書きかけです。新たな処分が出たら追加します。国選弁護人の処分と重なります。
懲 戒 処 分 の 公 告 2023年8月号

1 処分を受けた弁護士氏名 高橋健一 登録番号 39891事務所高橋健一法律事務所 東京弁護士会

2 懲戒の種別 戒告 3 処分の理由の要旨

被懲戒者は、懲戒請求者の弁護人であったところ、2020年7月22日の公判期日で接見した際、懲戒請求者と、同年9月24日の公判期日において予定されていた証人尋問に向けて、期日間に接見して打合せする約束をし、懲戒請求者から複数回、手紙にて接見等の要請が会ったにもかかわらず、約2月間、接見のみならず、手紙での連絡すらしなかった。

また被懲戒者は、懲戒請求者から同月18日付けで裁判所に解任届が提出されたが、同月24日改めて弁護人として選任された後、裁判所への弁護人選任手続を完了させず、懲戒請求者からの複数回の接見要請及び問い合わせに対して、接見、手紙その他の連絡等の対応をせず、弁護活動をしなかった。  被懲戒者の上記行為は、弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。4処分が効力を生じた日 2023年3月10日 2023年8月1日 日本弁護士連合会

懲 戒 処 分 の 公 告 2010年1月号

 1処分を受けた弁護士氏名藤原輝夫登録番号10053東京弁護士会 懲戒の種別  戒告 処分の理由の要旨

被懲戒者は2008年1月29日懲戒請求者が殺人等により地方裁判所において懲役13年の判決を受け控訴棄却後上告した事件の国選弁護人に選任された、 被懲戒者は戒請求者から無実を訴え、早期の接見を求める同年2月12日付けの手紙と 懲戒請求者自身も上告趣意書を提出するつもりであるから弁護人と打ち合わせをする必要があること 上告趣意書の提出期限を3カ月程度延期することが不可欠であること、速やかな接見を求めること を伝える同月22日付けの手紙を受け取った 、さらに被懲戒者は同月27日ころ懲戒請求者から懲戒請求者の支援者を介して上告趣意書 提出期限の延期申請と接見の依頼を電話で伝えられ懲戒請求者に容易に接見できたにもかかわらず 接見せず手紙による連絡もしなかった 、また上告趣意書提出期限を3カ月延期するよう求められたにもかかわらず被懲戒者は独自の判断で 1カ月の延長しか申請しなかった 上告審においても弁護人の接見義務は免除されておらず最善の弁護活動に努めることと 必要な接見の機会の確保は弁護人に課される義務であるから被懲戒者の上記行為は 弁護士職務基本規定第5条第46条、第47条及び第48条に違反し弁護士法第56条 第1項に定める品位を失うべき非行に該当する、4 処分の効力の生じた日 2009年9月28日 2010年1月1日  日本弁護士連合会

弁護士職務基本規程

(刑事弁護の心構え)
第四十六条 弁護士は、被疑者及び被告人の防御権が保障されていることにかんがみ、その権利及び利益を擁護するため、最善の弁護活動に努める。
(接見の確保と身体拘束からの解放)
第四十七条 弁護士は、身体の拘束を受けている被疑者及び被告人について、必要な接見の機会の確保及び身体拘束からの解放に努める。

 

 接見に行かず処分

弁護士名  登録番号 所属  法律事務所  処分 自由と正義

前原正治 24345  沖縄  前原正治法律事務所 戒告 2016年8月 

国選 接見行かず。

高橋健一 39891  東京  高橋健一法律事務所 戒告 2023年8月 

接見行かず、手紙対応せず。

山岡宏敏 23540  東京 レガリスの森法律事務所 戒告 2018年4月 

国選 接見行かず 

清田知孝 39449 福岡  リーガルジャパン法律事務所 戒告 2017年5月 

接見行かず

藤原輝夫 10053 東京  藤原輝夫法律事務所 業務停止1月 2010年9月 

接見行かず

藤原輝夫 10053 東京  藤原輝夫法律事務所 戒告  2011年1月 

接見行かず、短期間で2回目のため業務停止1月

小林正憲 18773 栃木 小林正憲法律事務所  戒告 2012年5月 

少年事件 接見行かず  

豊川永昇 13316 沖縄 豊川法律事務所 業務停止3月 2015年1月 

国選 接見行かず、少年事件、事務員に接見や調査をさせた。

小林優 8970 第二東京 フォレスト総合法律事務所 戒告 2010年4月 

接見行かず 

古澤清伸 13684 第二東京 古澤法律事務所 戒告 2007年6月 

当番弁護士になったが電話代が未納のためつながらず接見いかず 

山本達雄 29340 第一東京 山本法律事務所 戒告 2007年9月 

接見行かず、勝手に情状酌量の上告趣意書作成 

山内道生 13595 長野 松本中央法律事務所 戒告 2007年3月 

接見行かず 

戸田泉 28161 第一東京 弁護士法人ITJ法律事務所 戒告 2008年8月 

国選 接見行かず、手紙の質問にも対応せず 

高森浩 25217 富山 戒告 2001年7月 

国選 接見行かず、無罪希望するなら私選に切り替えろと公判延期 

池下浩司 16930 千葉 京葉総合法律事務所 除名 2003年6月 

接見行かず、公判日に辞任、依頼人から預かったカードで現金引き出し使う 

小林久義 26356 東京 戒告 2003年11月 

国選 接見行かず 

横山聡 23647 第二東京 戒告 2005年8月 

国選 銃刀法違反容疑 接見行かず、公判関係書類も送付せず

「接見行かず」はまだマシ 接見行ってこんな事をやる弁護人!

木村敢  11906  第一東京 木村法律事務所  戒告 2015年8月 

接見禁止中に接見し容疑者ノートを渡す 

玉田斎  23149 愛知   玉田法律事務所 業務停止3月 2020年10月 

警察の接見室で携帯電話を使用させた。

岩井洋  42454 沖縄  青和法律事務所 戒告 2020年11月 

私選弁護人 接見室に携帯持ち込み使用させる 

牧野考二郎 47177 東京 Kiitos法律事務所 業務停止2月 2021年2月 

接見室にPC持ち込み懲戒請求者に銀行振込させた。

真境名光 13340 沖縄 真境名光法律事務所 業務停止3月 2016年9月 

接見時に外部と連絡 

長谷川豊司 24790 東京 フイット事税務法律事務所 業務停止2月 2008年1月

国選 接見行かず 公判無断欠席 証人に連絡忘れ欠席させる 

川窪仁師 14130  大阪 春木・川窪法律事務所 業務停止3月 2009年11月 

接見に行き、もみ消し証拠隠滅の指示を受けしたがう 

小林秀俊 22974 神奈川 横須賀市民法律事務所 戒告 2005年10月 

接見に行き覚せい剤取締法違反の容疑者に関係者の情報を伝えた

中村行雄 23341 広島 中村行雄法律事務所 戒告 2006年6月
勾留中の接見禁止の容疑者に3回接見、暴力団からの手紙を見せるため 
久万知良 22274 大阪 久万法律事務所 業務停止1月 2006年9月 
接見の際、共犯者の名前を言わないようグループの名前を黙秘するように伝えた 
萩尾孝至 22364 福岡 萩尾法律事務所 業務停止6月 2003年11月 
業務停止中に詐欺事件の容疑者に接見に行く 
宮永堯史 12157 兵庫  戒告 2006年2月 
国選 強盗殺人容疑 接見1回のみ 調書を見せて欲しいといっても見せず
懲戒処分要旨