高齢者の4千万円横領容疑、成年後見人の渡部直樹元弁護士を逮捕
朝日新聞デジタル 7月2日(木)14時2分
 
 成年後見人として管理していた高齢者の預金口座から現金約4千万円を私的に流用したとして、警視庁は2日、東京都の元弁護士渡部直樹容疑者(48)を業務上横領容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、渡部容疑者は弁護士をしていた2011~14年、都内の90代女性の口座から現金約4千万円を横領した疑いがある。東京家裁から11年6月に女性の成年後見人に選ばれ、財産を管理していた。警視庁は、渡部容疑者が着服した現金をキャバクラなどの遊興費に充てたとみている。 渡部容疑者は成年後見人として別の高齢者の口座も管理していたが、この口座からも約5千万円がなくなっているといい、警視庁は関連を調べている。
 
元は第一東京弁護士会所属の26138です
渡部はキャバクラで一晩100万以上使うことはざらにあったそうです。被害者の被後見人はいずれも認知症で施設に入院していたとのこと、入院費が滞ったので、医療施設が不審に感じ裁判所へ連絡裁判所が追加で後見人を選任したことにより渡部はのがれられないと考えて弁護士登録抹消し自首したそうです。
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渡部直樹弁護士(第一東京)は平成24年に以前からの「渡部直樹法律事務所」から「渡部田中法律事務所」という名に変更し法律業務を神田錦町3で行っていました。平成26年1月28日に同じ住所で「弁護士法人千代田さくら法律事務所」を新人弁護士と二人で設立します。渡部弁護士は代表社員でした。そして同年3月17日に自分だけ福島に行きます。福島市北区五老町で従たる事務所を開設します。半年後の9月29日に従たる事務所を廃止しました。
平成26年10月9日 請求で弁護士登録を抹消しています。逮捕が近いと感じたのでしょう。福島の事務所は閉鎖しましたが「弁護士法人千代田さくら法律事務所」はまだ若い弁護士が一人で続けています。
渡部直樹は元弁護士という肩書きですが、やったことは弁護士の時のものです。逃げ切れぬと元の事務所があった馴染みの神田署に自首した。
平成08年04月 司法修習生(第50期)
平成10年04月 弁護士登録(第一東京弁護士会)
平成10年~ 第一東京弁護士会業務対策委員会委員(第4部会)
平成11年~ 第一東京弁護士会少年法委員会委員
平成14年度 第一東京弁護士会常議員
平成15年01月~平成18年01月 最高裁判所司法研修所教官事務補助者
平成17年03月 渡部直樹法律事務所開設
平成18年度 第一東京弁護士会常議員
平成18年度 法政大学法科大学院兼任教授
平成18年~ 第一東京弁護士会刑事弁護委員会委員
平成19年度~平成20年度 第一東京弁護士会刑事弁護委員会副委員長
平成20年~ 日本弁護士連合会弁護士業務改革委員会幹事
平成20年12月~平成22年12月 千代田みらいくる会議(第4期)」委員
平成21年~ 第一東京弁護士会少年法委員会副委員長
平成22年~ 第一東京弁護士会刑事弁護委員会副委員長
平成22年12月1日 第一総合法律事務所加入
平成24年2月2日 渡部直樹法律事務所 開設
平成24年8月1日 渡部田中法律事務所に変更
平成26年1月28日 弁護士法人千代田さくら法律事務所 設立
平成26年3月17日 福島事務所開設
平成26年9月29日 廃止
平成26年10月9日 弁護士登録抹消 (請求)
 今年の逮捕者