日弁連会長選挙 2月5日投票
高山候補 最後の訴えはネガキャン?
中本候補者・稲田朋美氏からの献金問題
高山候補は東京弁護士会、中本候補は大阪弁護士会、
国会議員でもある稲田朋美弁護士が同じ大阪のよしみで献金をした
程度だと思うのですが、ご本人さまの弁明
稲田朋美衆議院議員に対する献金について
中本和洋
選挙も中盤となり、すでに札幌、仙台、名古屋で公聴会が開催されました。これまでの公聴会では私の政策についての質問の他に、私が稲田朋美衆議院議員に政治献金をしていた事実について繰り返し質問を受けています。また憲法問題に熱心に取り組んでおられる会員から、心配の声が上がっているという話もお聞きしています。
また、ネット上でも、私が憲法改正を主張する特定の政治団体に加入しているとか、安保法制に賛成であるとかいう噂が流されています。この点についてはこれまでの公聴会でも説明しておりますが、公聴会に参加できない会員の皆様にもご理解をいただきたく、改めて説明させていただきます。
これは、年数万円の政治献金だけが事実で、あとはみなでたらめです。しかも、私が献金しているのは、稲田議員だけではありません。
稲田議員は、私と同じ大阪弁護士会に所属しており、旧知の間柄であるだけではなく、給費制やTPPの弁護士に関する条項の問題では、弁護士会と同じ立場に立って活動しています。法曹人口問題や法曹養成問題、給費制など、弁護士をめぐる様々な問題は、政治問題でもありますので、政治家への働きかけは欠かせません。
私はこう考え、弁護士議員を中心に、与野党を問わず、幅広い議員に政治献金をしています。ここで個人名を挙げるのは控えますが、憲法問題でおよそ稲田議員と対極の立場にある野党議員にも献金しています。それを言わないで、稲田議員のみを取り上げるのは、ためにする議論としかいえません。
私は昨年、大阪で、解釈改憲による集団的自衛権行使容認反対の10000人集会の呼びかけ人となり、大阪市内をデモ行進しました。私は終戦直後の広島で生まれ、戦争や原爆で多くの身内をなくしたおばあさんに育てられ、「戦争はいけん」と聞かされて育っています。平和への思いは理屈を超えた肌感覚として身に備わっています。稲田議員にも、憲法問題に対する私の考えを伝えています。
弁護士の立場を守る議員は与野党を問わず応援するが、個別の政見については是々非々で対応する。これが私の立場です。もっとも、今までは一人の弁護士として献金してきましたが、公的な立場である日弁連会長となった暁には、全議員に対して献金を控えることといたします。