弁護士の懲戒処分を公開しています。日弁連広報誌「自由と正義」に懲戒処分の要旨が公告として掲載されます。日弁連は時々誰も気が付かないだろうとコソッとおかしなことをやります。6月号におかしな処分要旨が掲載されていました。
懲 戒 処 分 の 公 告 (自由と正義6月号)
静岡県弁護士会がなした懲戒の処分について、同会から以下のとおり通知を受けたので懲戒処分の公告及び公表に関する規程第3条第1号の規定により公告する。
記
1 処分を受けた弁護士
氏 名 長野英樹 登録番号55872
事務所 東京都千代田区神田小川町1‐7 小川町メナセビル8階
八雲法律事務所
2 処分の内容 戒告
3 処分の理由の要旨 (省略)
4 処分が効力を生じた日 2021年12月15日
静岡県弁護士会が第一東京弁護士会の法律事務所の弁護士に処分を下した??ことになるよな~
弁護士への懲戒請求は懲戒請求者が提出した懲戒請求書に記載されたものでなければなりません。懲戒請求書に被調査人の所属事務所を東京都千代田区神田と記載すれば、静岡県弁護士会は、静岡にそんな事務所はないと門前払いされるはず。また懲戒請求の審査中に登録換えはできません。
八雲法律事務所 弁護士紹介
https://www.ykm-law.jp/member.html
気が付かないわけがない日弁連
懲戒請求書、議決書、所属弁護士会長が決定した決定書は、日弁連に送付されます。
議決書に東京都千代田区・・八雲法律事務所と記載があったのでしょうか? あるわけないでしょう
静岡県弁護士会に在籍していた法律事務所は弁護士法人長野法律事務所、静岡県浜松市中区大工町12-5
弁護士法人長野法律事務所 所属会 静岡県弁護士会
氏名 業種 登録番号
長野 哲久 弁護士 16212 1990年静岡県弁護士会副会長
長野 修一 弁護士 47629
長野 英樹弁護士 55872
正畠 大生 弁護士 55398
弁護士登録後に(2017年)御父上か祖父の事務所に登録されたのではないでしょうか
弁護士懲戒処分情報1月17 日 静岡県弁護士会 長野英樹弁護士懲戒処分公告
弁護士法第64条第63項の規定により下記のとおり公告します。
記
1 処分をした弁護士会 静岡県弁護士会
2 処分を受けた弁護士氏名 長野英樹
登録番号 55872
事務所 静岡県浜松市中区大工町125シャンソンビル浜松6階
弁護士法人長野法律事務所
3 処分の内容 戒告
4 処分の効力が生じた日 令和3年12月⒖日
令和3年12 月24 日 日本弁護士連合会
登録換え情報 自由と正義 2022年6月号
登録換え入会と懲戒手続きについて(東京弁護士会) |
◆登録換え入会書類を当会提出時に、「懲戒の手続」に付されている場合は、登録換えの請求(申請)ができません。「懲戒の手続きが結了(処分の通知が対象弁護士に送達された時)した」後、登録換え入会書類を当会に提出してください。(弁護士法62条第1項) |
登録換えには懲戒が完了した「不処分の通知書」が必要書類となります。東京弁護士会の入会審査でも3月間かかります。
自由と正義の処分要旨には当然ですが、被懲戒者が事件を受理した日、処分の理由が発生した日時を記載するものですが記載されていません。
静岡の法律事務所に在籍していたと判明するからではないでしょうか?
処分の理由の要旨
被懲戒者は、Aと懲戒請求者との間の紛争において、Aの代理人に就任したところ、懲戒請求者のプライバシーに属する事実及び社会的評価を低下させる事実を含む懲戒請求者宛ての通知書を作成しPDFデータとして保存して、Aを通じて懲戒請求者の勤務先の上司に渡し、その際、パスワードなどのロックをかけず、上司に対し秘密保持に関する注意などをしなかった。
なぜ日弁連はこのような処分の公表をしたのでしょうか。
日弁連の組織
・審査課 懲戒請求に関する取扱い (静岡から送付された議決書の所属事務所を書き換えた?)
・登録課 弁護士の登録、取消、登録換の取扱い(異議申立期間中の登録換え、懲戒の決了書の見落とし)
・広報課 日弁連広報誌「自由と正義」担当 (「自由と正義」に静岡県弁護士会所属であるにもかかわらず東京都千代田区の第一東京弁護士会の法律事務所を記載)
当会の推測と意見です
官報公告と「自由と正義」が違います。自由と正義の処分要旨は2021年12月15日は静岡県弁護士会で東京都千代田区の住所で。日弁連は静岡県弁護士会の議決書に従うべきです。日弁連に異議申出があれば登録換えはできません、その最終日は2022年3月14日です。
日弁連事務局の三か所でこんな見落としをするでしょうか、優秀な事務職の皆さんがこの処分はおかしいと気が付くはずです。
これが弁護士自治で裁量は日弁連だと言われれば何もいえませんが
静岡では実力者のお父様の事務所の名前を「自由と正義」に掲載することはできない。どうせ、こんな細かいことは誰も気が付かない。一弁には悪いが過去に一弁の児童買春弁護士を引き受けた経緯もある。前にも成功しているし(懲戒逃げ)、懲戒実務に詳しい弁護士はいない、苦情もないだろう、八雲法律事務所さえ黙っていてくれれば、だからやってしまえ!ではないでしょうか。八雲さんお気の毒です。