全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の会計から1億4千万円超が使途不明になった問題で、熊本県警は4日、弁護団長だった内川寛・元弁護士(63)=熊本市=から事情聴取するため任意同行した。業務上横領の疑いがあるとみて本格捜査に乗り出す。
弁護団の使途不明金を巡っては、内川氏がこのうち数千万円を私的に流用した疑いがあるとして、県弁護士会が2024年1月、内川氏の処分を求めて同会綱紀委員会に懲戒請求。内川氏は請求直前に県弁護士会に退会届を提出し、同年1月末で退会した。
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第62条 懲戒の手続に付された弁護士は、その手続が結了するまで登録換又は登録取消の請求をすることができない
懲戒の手続きに付された場合は登録の取消しはできないことになっていますが、実務上は登録を取消して弁護士を辞めることは認めています。弁護士法でさえ自分たちが勝手に解釈できるのが【弁護士自治】です。
懲戒逃れるためには自分で自己都合の請求で登録取消をするのが一番です。
内川寛弁護士 登録番号20502 あおば法律事務所
熊本市中央区京町1-14-31 ルミエール観音坂601
2004年度熊本県弁護士会副会長 元綱紀委員
内川会員は、使途不明額について、使途を記録しておらず、明確な説明ができないとしつつ、数千万円を私的に流用していることは認めています。
同弁護団から、費消された金員の原資は弁護団に所属する弁護士の報酬が主であり、現時点で個別の依頼者に対する被害は確認されていないとの情報提供を受けていますが、疑われる非行の内容は、弁護士としてあるまじき行為であり、極めて深刻な事態であると厳粛に受け止めております。
当会では、臨時の相談窓口(電話番号:096-312-3451)を設置し、依頼者の皆様からのご相談に対応いたします。
当会は、2021年度(令和3年度)にも、当会会員による業務上預り金の横領事件が発生し、再発防止に取り組んでいた矢先のことであり、誠に遺憾であると共に、引き続き、当会会員及び当会に対する市民の皆様の信頼回復のために全力で取り組んでいく所存です。
2024年(令和6年)1月12日 熊本県弁護士会会長 渡辺裕介