過払い返還請求トラブル急増…日弁連が異例の指針

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091004-OYT1T00066.htm

 払い過ぎた借金の利息を取り戻す「過払い金返還請求」が全国で相次ぐ中、
返還請求者と代理人となる弁護士や司法書士との間で、トラブルが増えている。

新聞記事からまとめると
(1) 多重債務者からの相談に対し、報酬が確実に見込める過払い金回収しか引き受けない弁護士
(2) 返還金の9割近くを報酬として不正に受け取った司法書士。
(3) 過払いしか仕事を受けない。自己破産などはめんどくさいし報酬にならない
(4) 過払い請求の弁護士報酬は過払い分の2割弱が相場だが、なかには3割以上の報酬を求める
  弁護士らもいる」と打ち明ける。
(5) 神戸の男性司法書士は昨年、多重債務者に約195万円の過払い金が返還されたのに、
  約170万円もの報酬を受け取っていたことが発覚。多額の報酬を不正に受け取ったとして
  監督する神戸地方法務局から業務停止2年の懲戒処分を受けた。
(6) 東京都内のある弁護士は東北地方で過払い金回収などの相談会を開くCMをラジオで流した。
  仙台市の会場で自己破産を希望する参加者に対し、「地元の弁護士にお願いしなさい」と拒否。
  ほかにも複数ある借金のうち、過払い金が発生する分だけ受任する弁護士についての苦情が
  寄せられた 
(7)「ヤミ金融から借りている分は受けない」と断られた相談者が目立ち始めた。
  回収が困難で報酬も期待できないためとみられる。
(8) テレビCMをしている大手司法書士事務所などについて、「過払い分がないので断られた」
 「返ってきた金額と報酬の内訳が不透明」などの苦情があるという 

 ◆過払い金返還請求◆ 
 消費者金融業者などは従来、出資法の上限金利(年29・2%)と利息制限法の上限金利(年15~20%)の「グレーゾーン金利」で融資する場合が多かったが、05年以降、最高裁が
グレーゾーン金利を実質的に認めない判決を言い渡したり貸金業者が債務者の取引履歴の
開示義務を負うとの判断を示したりしたため、返還請求が急増。
来年にはグレーゾーン金利は撤廃される見込み。

法律家、問われるモラル

(松山たちばなの会)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/saimu/sa090911.htm?from=nwla

 愛媛県松山市にある多重債務者の支援団体「松山たちばなの会」には、今年に入り、
「弁護士による債務整理で、ますます暮らしが大変になった」
という相談が寄せられるようになった
 松山市の男性(38)は昨年6月、インターネットで見つけた東京の弁護士に
消費者金融4社から借りた約69万円の債務整理を依頼した。その結果、和解額が3万円減の
66万円、弁護士報酬が17万円だった。合計額は83万円。
男性は「債務を整理した意味がない」と訴える。
 昨年2月、東京の弁護士に債務整理を依頼した県内の主婦(36)は200万円を超える
過払い金(貸金業者に払いすぎた利息)を取り戻した。
しかし、弁護士とのやり取りは電子メールと書類のみ。「夫に知られたくない」との思いから、
夫名義やヤミ金からの借金計5件は弁護士に告げなかった。
 一方で目につき始めたのが、
「過払い金が戻ってこない」
「報酬が高くて支払えない」といった
法律家への苦情や相談だ。テレビやインターネット広告を見て、遠隔地の弁護士に依頼し、
コミュニケーション不足でトラブルになる例もみられる。
 全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会の本多良男さんは
「法律家のもうけ本位が目に余る。潜在的な被害はもっとあるはずだ」と指摘。
今後、各地の被害者団体から情報を集め、悪質事例については、
各地の弁護士会などへ苦情を申し立てる考えだ 

「弁護士による債務整理で、ますます暮らしが大変になった」

ありゃりゃ~これはいかんわ
おいしい金儲けの口見つけたんやから弁護士も司法書士も必死です
過払い専門で大きな事務所にしてもあとどれくらい過払いはあるのでしょうか
高校、大学ときっと一生懸命勉強して法曹資格とって
過払い専門ですか!
過払いも大事な仕事でしょうが
なんかもったいないような気がするな~