国選弁護報酬水増し請求:懲役1年6月求刑 被告は無罪主張 /岡山
 被疑者国選弁護士費用などを水増し請求したとして詐欺罪に問われている、岡山弁護士会所属の弁護士、黒瀬文平被告(69)=業務停止中、鳥取県倉吉市=に対する論告公判が9日、岡山地裁(田尻克已裁判長)であった。検察側は「弁護士への信頼を逆手に取って、常習的に水増ししていたことは悪質」として懲役1年6月を求刑した
一方の弁護側は「故意に水増し請求していない」として無罪を主張した。
 起訴状などによると、黒瀬被告は07年3月~08年5月、受任した6件の事件で計17回の接見回数を39回と水増し報告し、日本司法支援センター(法テラス)から約64万円の報酬をだまし取るなどしたとされる。
 検察側は「岡山弁護士会や法テラスが制度を周知徹底しなかったように批判し、荒唐無稽な弁解を繰り返した」と指摘した。弁護側は「過大請求が発生した原因は、被疑者国選制度の設計ミスにある」とした。
弁護士非行懲戒専門です
元検察官の黒瀬弁護士、国選弁護人の接見回数を誤魔化して報酬を多くとったと逮捕されました
黒瀬弁護士は無罪を主張素人が接見回数をごましたわけではない。元検察の弁護士がごまかしたのだ。国選弁護人報酬は税金でもあるまさか、そんなことしたら法に触れるとは思っていなかった!!!
そんな弁護士おらんやろう!
黒瀬弁護士のごまかし金額と回数(懲戒処分要旨から) 
2007年3月から2008年5月までの間、国選弁護人となった7件
接見回数をごまかして不正請求し報酬を受領した
事件        接見回数  虚偽報告  実質金額   不正報酬
① 強盗未遂事件    2回   7回     4万4000円      12万円

② 強盗銃刀法違反事件 4回   7回     8万4000円      12万円
③ 放火事件      7回    8回     13万7100円   14万6800円
④ 強盗致傷      2回    6回     4万4000円   11万4000円
⑤ 強盗致傷      3回    5回     6万4000円   10万4000円
⑥ 強盗致傷      4回    6回    10万4000円   13万4000円
⑦ 強制わいせつ    2回   8回     4万4000円    12万4000円
取扱国選弁護事件7件
実質接見回数24回 虚偽接見報告47回 ごまかし回数23回
正規報酬    52万1100円
不正請求  86万2800円
不正報酬  34万1700円 
    (新聞とは若干違います)
弁護士名 黒瀬文平
登録番号 28357
所属弁護士会 岡山
法律事務所名 黒瀬法律事務所
懲戒年度 2009年12月
懲戒処分種別 業務停止2年
処分理由の要旨 国選弁護報酬不正請求
処分要旨詳細リンク https://jlfmt.com/2009/12/23/28369/