ひき逃げ容疑で82歳弁護士を逮捕「縁石か何かにぶつかったと」

 千葉県警匝瑳署は12日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、千葉県弁護士会所属の
弁護士佐伯幸男容疑者(82)を逮捕した。
 逮捕容疑は、11日午後4時55分ごろ、同県匝瑳市(そうさし)飯倉の国道126号で、自転車の無職女性(65)に
乗用車で衝突して転倒させ、腹部打撲などのけがを負わせたまま逃げた疑い。
匝瑳署によると、佐伯容疑者は「衝撃を感じたが、縁石か何かにぶつかったと思った」と容疑を否認している。
女性は歩道を走っていたが、前方の子供を追い越そうと車道にはみ出したところを衝突された。現場で目撃された車のナンバーから佐伯容疑者が浮上した
12月28日不起訴
ひき逃げ容疑の弁護士を不起訴 千葉地検八日市場支部
2012.12.28 21:48
 千葉地検八日市場支部は28日、今年1月に千葉県匝瑳市内で自転車に乗った女性をひき逃げし、軽傷を負わせたとして、道交法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕された東金市に住む男性弁護士(83)について、不起訴(嫌疑不十分)処分とした。地検は処分理由について、「事故を起こしたという認識の立証が困難と判断した」などとしている
佐伯幸男法律事務所
懲戒処分2回あります。交通事故関係
弁護士氏名: 佐伯幸男
登録番号
10836
所属弁護士会
千葉
法律事務所名
佐伯幸男法律事務所
懲戒種別
戒告
懲戒年度
20076
処分理由の要旨
交通事故で同乗者の裁判を受けたが利益相反になるため辞任したが着手金返さず
ゴマさんのHp

佐伯幸男

(千葉県弁護士会)
業務停止4か月(平成9年11月21日)
【処分理由の要旨】
1 佐伯は、平成6年、外国人Aから、Aの娘の日本での交通事故の保険金請求手続等の依頼を受けた。
そこで、真実と異なる内容の証明であることを知りながら、Bに被害者の就業証明書・陳述書を作成させて、
自動車保険料率算定会に提出させた。
2 こうして、佐伯は、自賠責保険等3800万円余を受け取った。
しかし、Aには、合計約1000万円しか送金せず、自らは報酬1000万円、日当250万円を取得した。
3 佐伯は、Aから依頼を受けたとき、手続の見通し、費用報酬の見積もり、それらの合意方法について充分な説明をしなかった。
しかも、保険金の支払いがなされた後も、その総額を報告せず、Aへの送金金額の根拠を説明しなかった。また、人件費・雑費等合計627万円余の支出、内訳、報酬の相当性を説明しなかった。
【コメント】
1 就業証明書・陳述書を「嘘と知りつつ」作成させて提出した、という「嘘と知りつつ」が、どの程度のものだったのか(薄々感づいていたのか、嘘を書けと教唆したのか)、不明である。しかし、弁護士の提出する書面は、「弁護士がキチンと内容の真実性を確認しているのだろう」と皆が信じて、そうしたものとして扱っているのである。その信頼を裏切った責任は重いだろう。
2 また、たかが自賠責保険等の請求手続に、2800万円以上を報酬・経費等として差し引くというのは、何とも非常識である。依頼人Aはタイ人のようなので、佐伯も舐めてかかっていたのだろうか。
3 業務停止4か月は軽すぎると私は考える。