当会会員の逮捕に関する会長談話

 2022年(令和4年)11月24日、当会に所属する堀寛会員が、受任していた遺産相続事件に関して、預り金約420万円を着服したとして、業務上横領の疑いで逮捕されました。これは、当会から神戸地方検察庁に刑事告発をしていたものです。 今回の逮捕は、人権の擁護に努め、市民の権利を守る弁護士としてあるまじき事態と言わざるを得ず、市民の弁護士に対する信頼を著しく損なう重大問題であることは明らかです。 当会としては、これまで以上に、各会員の弁護士としての責任感と倫理意識を高めるため、原因の究明に努め、綱紀を保持し、再発の防止に努めてまいります。

令和4年11月25日  兵庫県弁護士会会長 中上幹雄

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弁護士自治を考える会
誰が逮捕されたのか書いていただかないと分かりません。逮捕された弁護士の氏名も出す弁護士会もあります。兵弁の会長談話は5件目となりました。
弁護士を横領容疑で逮捕 相続財産交渉の和解金、422万円 過払い金返還請求でも4回処分 神戸新聞11月24日

 相続財産に関する請求の示談交渉で依頼者に支払われた現金約420万円を着服したとして、神戸地検特別刑事部は24日、業務上横領の疑いで住所不詳の弁護士の男(58)を逮捕した。 逮捕容疑は2020年5月~21年12月、30代の男性から受けた相続財産の分割に関する交渉で、和解金約530万円を受け取り、報酬分を差し引いた約420万円を着服した疑い。地検は認否を明らかにしていない。  地検によると、男は交渉の相手方弁護士から現金を受け取り、自身名義の銀行口座に入金するなどしていたという。男性から「弁護士からお金を払ってもらえない」と相談を受けた兵庫県弁護士会が6月、地検に刑事告発。地検は別の依頼者との間で生じた金銭トラブルも把握しているといい、関連を調べる。  男は同会に所属しており、過払い金返還請求の依頼者側に回収分から報酬を差し引いた金額約7万円を渡さなかったなどとして、今年に入って計4回、業務停止3カ月などの懲戒処分を受けていた。

和解金420万円横領 容疑で弁護士逮捕 神戸地検 時事通信 11月24日
 委任を受けた民事手続きの和解金約420万円を横領したとして、神戸地検特別刑事部は24日、業務上横領容疑で兵庫県弁護士会所属の堀寛容疑者(58)=住所不詳=を逮捕した。  地検は認否を明らかにしていない。  逮捕容疑は2020~21年、30代の男性から委任された相続財産の分割手続きで、男性が受け取るはずだった和解金約420万円を着服し、横領した疑い。 

 

堀寛(ほりかん) 登録番号 23040 

事務所 兵庫県芦屋市業平町4-12 陽光プラザ404  堀法律事務所 

堀寛弁護士(兵庫)懲戒処分の要旨 2022年11月号 (4回目)