弁護士詐欺:4億7000万円詐欺 真相解明できず被害拡大 県弁護士会が対応経過を公表 /福岡
毎日新聞 2012年08月27日

◇何度も面談しながら、その場しのぎの返答に翻弄され… 「消極姿勢が甘さに」被害者批判
 民事訴訟の依頼人から計4億7000万円の現金をだまし取ったとされる元弁護士高橋浩文被告(51)による詐欺事件。県弁護士会(古賀和孝会長)は今月、高橋被告に絡んで受けていた苦情への対応経過を公表した。会幹部が何度も面談しながら高橋被告の「その場しのぎ」の対応に翻弄(ほんろう)され、真相をつかめないまま被害が拡大した様子が浮き彫りになった。被害者は「大きな問題にしたくないという後向きの姿勢が対応の甘さにつながったのではないか」と批判している。 初公判での検察側冒頭陳述によると、福岡市に事務所を開いていた高橋被告は遅くとも10年8月ごろには、資金繰りに窮し、金融業者からの借金や預かり金の流用を始めていた。
西日本新聞に続き、毎日新聞も福岡県弁護士会所属だった弁護士の詐欺事件の対応について、甘かったのでは
ないか、元弁護士の自転車操業を知っていたのだからもっと早く対応できたのではないと被害者から批判されています
そこで7月30日に福岡県弁護士会のホームページに古賀和孝弁護士会長が所感を出されました
2012730
平成24年度福岡県弁護士会 会長 古 賀 和 孝(38期)
 原稿締め切りにまだ間に合うということで、最初に記させていただきます。本年6月7日、当会春田久美子会員の法教育懸賞論文受賞を祝う会が多数の参加者を集めて催されました。この賞は法教育推進協議会、日本司法支援センター、社団法人商事法務研究会の共催で、法教育普及のための方策を研究した論文に対して与えられるものですが、春田会員は2年連続の受賞であり、しかも今回は法教育推進協議会賞という最高ランクの受賞です。ここのところ当会を取り巻く停滞した雰囲気を払拭し、元気づけるお祝い事といって良く、久しぶりに心躍りました。今後なお一層のご活躍を祈念し、また、当会の対外的評価の向上に寄与していただけるものと期待しております。
(ここまで春田会員の懸賞論文受賞のお祝い)  7行
 さて、樹木の枝一杯に茂っている濃淡それぞれの葉が美しいこの季節、当会緒方研一会員が受傷されたとの第一報が入ったのは5月22日午前のことです。直ぐに、安否を確認するため種々情報収集に努めるものの、なかなか正確な情報に接することができません。当日、ご本人の安否確認ができたことからまずは安堵しましたが、会長声明を発するには事実関係がはっきりしないので当初は会長談話を発表することとし、なお情報収集に努めることとしました。被疑者は事件相手方として自ら代理人を選任した上で和解解決となった事件の相手方であり、刃物を持って殺傷行為に及んでいるとの情報を確認できたことから、5月29日法治国家にあっては紛争の解決のため暴力を持ってする一切の行為に断固反対するとの会長声明を発しました。
 過年度横浜弁護士会で発生した事件相手方による殺人事件はもとより、当会においても過去会員等に対する暴力行為が発生しています。弁護士業務を行う上では、否応なく相手方が存在することがあります。弁護士、弁護士会は断固このような卑劣な暴力に対しては一切屈服することなく戦って行かなければなりません。不穏な動きがあるときには是非とも所管委員会若しくは執行部に一報いただき、万全を期すよう心がけてください。会員各位におかれましても日常の警備にぬかりなきよう、既に配布済のマニュアルを再読していただければと存じます。
(ここまで自分のところの弁護士が被害にあったという内容) 約13行
 翌5月23日は定期総会が開催され、その後の懇親会では当会の直面する課題、活動方針につきご挨拶させていただきました。福岡高裁長官から、裁判員裁判を例にとり、市民参加、市民目線を意識した司法制度の在り方について、また、九州経済産業局長からは、ダイナミックに変動する社会、経済情勢の中にあって活躍を期待される弁護士、弁護士会の目指すべき方向性のお話をいただきました。基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命としつつ、時代の流れに無関心であってはならず、過去の成功体験に安住せず、国民、社会から求められるところを誠実に受け止め、前向きに進んでいく必要があると再確認した次第です。
(ここまで懇親会の話 ) 6
5月10日、元会員が詐欺容疑で逮捕されるという前代未聞の事件が発生しましたが、毀損された信用を回復する処方箋も、ここにあると確信しています。
(元会員逮捕) 2行 
 短かっ!!! こんで終わり? 
会長としての謝罪なし、再発防止策なし、責任なし、被害者救済なし、
とりあえず2行ほど言うただけ
その程度の認識しかない福岡県弁護士会
弁護士会が元所属弁護士の詐欺事件よりも弁護士が賞貰ったことの方が大事のようだ
 小躍りされてます。