2014年 今年の懲戒処分 ベスト10
日弁連広報誌「自由と正義」に掲載された弁護士の懲戒処分の要旨
2014年1月号~12月号まで102件の懲戒処分がありました。その中で
当ブログが厳選してお届けする今年の懲戒処分ベスト10
① 自由と正義1月号 山田公之弁護士 戒告
法律事務所に勤務する女性事務員さんに事務所内でキスしたりしたという
ものだが決して弁護士が女性事務員にセクハラをしたということではない
という懲戒処分の要旨。山田先生も強く強調されています。決してセクハ
ラではございません。
② 自由と正義3月号 伊藤喜代次弁護士 戒告
婚約破棄の事件を受任、相手が海外勤務と知りながら国内の本店に婚約破
棄に関する内容証明郵便を送付した。お気の毒さまでした。
過失か悪意か?
③ 自由と正義 4月号 宮野皓次 戒告
年間最多処分3回の処分、3回目でも戒告しか出さない兵庫弁護士会
3回目
④ 自由と正義5月号 竹川進一弁護士 除名
長野に竹川ありと・・・・ついに除名となった。名物弁護士がまた一人消
えた。この頃から懲戒処分5回アウト説が地方の弁護士会で噂された。
2007年戒告 2008年戒告 2010年戒告 2010年戒告 2014年除名
⑤ 自由と正義 5月号 中丸正三弁護士 除名
自由と正義 7月号 新井一明弁護士 除名
行方知れず!
中丸弁護士
新井弁護士
⑥ 自由と正義 6月号 佐藤博史弁護士 戒告
冤罪で有名な佐藤博史先生、2回目の戒告処分、誰が見ても業務停止が付い
てもおかしくないが、有名な刑事事件を受任中の場合は弁護士会は処分を出
さないということでしょう、今年は遠隔操作事件もあり佐藤先生も残念な
1年だったかも
⑦ 自由と正義6月号 小山哲弁護士
自由と正義10月号 石郷岡広明弁護士
盗撮2件
小山哲弁護士
石郷岡弁護士
石郷岡さんは弁護士登録を抹消されました。
⑧ 自由と正義 6月号 羽賀宏明弁護士
退会命令
長野の竹川先生、富山の高森先生ともに5回目でアウト!千葉の羽賀先生は
4回目で退会命令となった。業務停止が多いので仕方ないかもです。
2000年業務停止1月 2011年業務停止2月 2012年業務停止1年2月
2014年6月退会命令
⑨ 自由と正義 10月号 笠井浩二弁護士
業務停止10月
笠井先生5回目の懲戒処分、すべて長期の業務停止が付いてます。
しかし3回も日弁連で短縮をされています。
2008年業務停止1年6月 (当初2年)
2009年業務停止1年6月 (当初2年)
2011年業務停止2年
2013年業務停止6月 (当初は退会命令)
2014年業務停止10月
いつ仕事するのだろうか。会費の払いもたいへんだ!
⑩ 自由と正義 11月号 政谷みどり弁護士
何かあったに違いない!愛知のイジメに耐えて頑張っていただきたい
次点 自由と正義 10月号 保持清弁護士
非弁のカリスマ。登録番号9169 元は左翼のピース缶事件の弁護もしたという有名な弁護士、懲戒処分3回目ですが弁護士法人公尽会の除名もあり実質は4回目の処分。ごっそりお稼ぎになりもうぼちぼちよろしいですかと東弁も気を使って出した懲戒処分
今年は羽賀先生。竹川先生、保持先生そして昨年の富山の高森先生と
名物弁護士が消えてしまいました。
がんばっているのは兵庫の宮野弁護士と東京の笠井浩二弁護士だけです。
懲戒王の宮本孝一弁護士は刑事事件で有罪判決が出ました(控訴中)ので
この先懲戒処分ナシで消えていかれるものと思います。
それではみなさまよいお歳を!!