後見弁護士らの着服、昨年３７件…過去最悪に

2016年04月13日 22時32分

認知症高齢者や親権者のいない未成年者らの財産管理などを行う後見制度で、弁護士や司法書士らの「専門職」による着服が昨年１年間に３７件（前年比１５件増）確認され、２０１０年の調査開始以来、過去最悪だったことが最高裁の調査でわかった

　被害総額は、金額を特定できない２件を除き、計１億１０００万円に上った。

　一方、親族らを含む後見人全体の着服件数は５２１件（同約３７％減）、被害金額は２９億７０００万円（同約４８％減）で、初めて前年を下回った。

　後見制度を巡っては、独り暮らしや認知症の高齢者の増加が見込まれることを踏まえ、「成年後見制度利用促進法」が８日に国会で可決、成立。今後、制度の利用が増えるとみられ、着服などの不正をどう防ぐかが課題となっている。

引用

2016年04月13日 © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160413-OYT1T50142.html

弁護士自治を考える会

成年後見人の使い込みが発覚するには被後見人が亡くなった後しかわかりません。裁判所で選任された後見人を解任させることはなかなかできません。年に1回簡単な報告書しか出さない後見人もいます。

ある都市の成年後見人、元弁護士会副会長、何かで悩んでいたのか行方不明になった。それでも後見人を解任することはできない。弁護士会はもう1名後見人を追加した。元副会長は近郊でタクシーの運転手になっているとの事、弁護士だから後見人になったのではないかと選任した裁判所に聞くと、後見人は弁護士以外でもできるという返事。被後見人にはそこそこの預金があり施設の生活には困らない、家族は1年の収支報告書の提出を求めても、1年の出し入れは報告しても元の預金を書かないので預金がいくら残っているのか分からない。

被後見人が亡くなるまで預金残高は分からないのだろうと思います。

裁判所は何もできませんという。弁護士会は分かりません。個人情報です。お答えできません。どうぞ訴えてください。被害者のための代理人になる弁護士はいません。

そんな押し問答が続いています。

K元弁護士・出てきてください。ご連絡ください。

まだ、あなたは成年後見人ですよ

現在調査中の事案です。

懲戒処分された例の一部です。

弁護士が「成年後見人」となって怠慢な行為、また成年後見人の地位を悪用して着服横領し懲戒処分された処分例です。

「成年後見人制度」法務省

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji17.html

新しく処分になった場合は追加をしていきます。

後見人制度を悪用し弁護士が横領し逮捕されたり有罪判決を言い渡された報道については「成年後見人」の書庫をご覧ください。有罪判決になった場合は懲戒処分が出ない時があります。